いわゆる「ガンター・ガル(クロック・タワー)」はインド亜大陸各地の街の中心地などで、19世紀末から20世紀初頭にかけて建てられた。
近代化の象徴であり、今の時代の時間の観念の草創期であったと言えるだろう。
インドの伝統的な時間区分は「ペヘル」で、1日は8つのペヘルから構成されている。そして1日の始まりは午前6時からである。
それがゆえに現在も「正午」、「お昼あたり」のことを「ドー(2)・ペヘル」と言うわけである。
急速に近代化が進んでいった時代、生活の隅々まで24時間制が浸透するまで、そう時間はかからなかったはず。今もこうした「ガンター・ガル」が各地で健在であるのを目にすることができるのは嬉しい。
ある方から聞いたのだが、こうした「ガンター・ガル」についてとりまとめた本があることを最近知った。amazon.inで調べてみるとハードカバーで1,600Rsの書籍で、インド全国57の街にある99もの時計塔をとりまとめたものであるそうだ。
これはぜひ入手してみたいと思っている
書名 : CLOCK TOWERS OF INDIA
著者 : Dr. Yatindra Pal Singh
出版社 : Blue rose publishers
ISBN-10 : 9354272568
ISBN-13 : 978-9354272561