クアン・スィーの天然プール

ルアンパバーンから日帰りでクアン・スィーの滝を訪れた。

想像以上に美しい場所であった。幾重にもテラス状になった天然のプールがあり、それぞれから落差の少ない滝が流れ落ちている。水は茶色ではなく、少し濁った白色というのが珍しい。これが茶色であれば、さほどの名所にはならなかったはず。

天然のこれほどまでに美しいプールがあるとはまったく意外である。滝のエリアにいる間は、滝から生じるミストに満ちており、大変涼しい。

駐車場から滝へと向かう手前のところでは、保護されたというツキノワグマの施設があった。このあたりではかなり沢山棲息しているらしい。

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ルアンパバーン街歩き 2

自転車を借りて市内を走る。交通量が少ないので快適に移動できるとともに、行動半径も広がる。

古都ルアンパバーンの王宮は、現在は国立博物館となっている。博物館といっても、まるごと「王宮博物館」で、ここに栄えた王室にまつわるものが展示されている。やはりタイ系の王室であるため、タイと共通点の多い装い、この時代の王室らしく、洋風の様式をふんだんに取り入れた建築や内装が興味深い。

旧王宮

旧王宮敷地内の寺

旧王宮敷地内の寺

それなりの栄華を誇りつつも、1975年にパテート・ラーオにより、王家は宮殿から退去させられている。

王宮から道路を挟んで南側にあるプオスィーの丘に登る。ここから眺める河に挟まれたルアンパバーンの眺めは素晴らしい。

旧王宮から道路を挟んで南側にあるプオスィーの丘からの眺め

プオスィーの丘の上から。目の前を流れるのはメコン河だ。

ルアンパバーン随一の古刹、ワット・シェントーンその他、古都でのお寺巡りもなかなか楽しい。

ワット・シェントーンの本堂

〈続く〉

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ルアンパバーン街歩き 1

利用した宿には朝食がついていたが、クロワッサン、フルーツ・サラダ、コーヒーあるいは紅茶というシンプルなもの。だがクロワッサンは美味しかった。

旧仏領のインドシナ地域では、植民地時代からの伝統で、バゲット作りは盛んだ。それらをフランス式に食べるのではなく、屋台で土地の作法で肉や野菜を調理したものをはさんで売っていたりする。だがそれ以外のパン類については、おそらくこうした観光地での製造が、近年になって盛んになったものと思われる。

バゲットなどのパンを売るベーカリー

ルアンパバーンのサッカリン通りには、3 NAGASというレストランがある。洒落たコロニアルな建物はもとより、1952年式のレトロなシトロエンが店の前に置いてあることから、大変目を引く存在なのだが、これを経営しているのは、Accor Hotelsというフランス資本のホテルグループだ。

ルアンパバーンには、他にもちょっとお洒落なレストランやカフェがあるのだが、こうした国際チェーンはもちろんのこと、タイなど近隣国の外食産業も参画しているのではなかろうか。

例えば、いくら旧仏領といっても、国際的に通用するような旨いコーヒー、美しいケーキ類がその当時から存在したわけではなく、やはりこうしたものを伝えたのは、観光化が進むにつれて参入した国外資本(個人による開業を含む)が道を切り拓いてきたはずで、元々この地にはなかった新しい文化を導入することになった。

外来の外食産業がリードすることにより、地場の業者も優れた感覚やサービスの手法を取り入れていく。観光業振興におけるひとつの成功例である。

そんな具合で、観光客が多く滞在するエリアでの外食はけっこう値段も高いので、バックパッカーをはじめとする安旅行者たちは、どこで食事をしているのかといえば、もっと質素な店になる。

ナイトマーケットが開かれるエリア界隈では、ビュッフェ方式の屋台が店開きする。「何でも盛り切りで1万5千キープ」などと書かれており、大皿を手にして、自分でいろいろ盛り付けている西洋人たちの姿がある。

夕刻近くなると、屋台を切り盛りする人たちが、こうした料理をポリバケツに入れて、大八車で運んでくる。一見、生ゴミを運んでいるのか(失礼!)と思ってしまうが、それらを大皿に盛りつけて、賑やかな宴が始まるのだ。こうした需要を見つけて行動する地元飲食業者たちのフットワークの軽さに感心する。

ここでも中国人観光客がとても多いため、漢字の看板もよく見かける。グループでやってくる人たちが多く、客単価も高いようで、なかなかの上客だろう。

このような造りのホテルも少なくなく、コロニアル建築を改修したものであったり、まったく新築のコロニアル風建築であったりもする。いずれにしても快適に滞在できそうで、好感度抜群だ。

〈続く〉

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托鉢の街角

托鉢の僧侶たちの行列を待ち受ける人々

街の人々が総出でお坊さんたちを迎えている、という印象を受ける。

毎朝繰り返される仏門と在家のコミュニケーション。ゆっくりと歩む僧侶たちは、沿道のひとりひとりにお布施の機会を与える。

同時に、施すものを何ひとつ持たず、仏門にいる僧侶たちの姿を拝みにきた貧しい者には、托鉢中の僧侶たちから施しが与えられる。

誰でも、短期間であっても、僧籍に身を置くことが普通の南方上座部仏教であるからこその、人々の参画意識もあるかもしれない。

かつて自分がそうしていたことがあり、こうしている今も、身内の誰か、学生時代の仲間の誰かが袈裟をまとってお寺にいるとあれば、お寺を通じた「同窓」意識みたいなものがあるのかもしれないと想像したりする。僕らが持ち合わせていないもうひとつの人付き合いのチャンネルを持っているということになる。

話は全然違うが、かつてタイその他のこうした南方上座部仏教国で、王家の跡目争いに負けた人物、政争に破れて身の安全を確保できる居場所を失った人などが、最後の避難場所として、しばしば逃げ込む先は仏門であった。

生涯、還俗しない限り、元居た社会に影響力を及ぼすことはできないが、命を狙われることも(概ね)なかった。もはやその人物は、俗世にあらず、仏道に精進する僧侶であるからだ。

俗世間と同じ空間で、次元の異なるもうひとつの世界があるのは、悪くない。

この国に限ったことではないが、仏門の裾野の広さが、 社会で居場所を失った人、失業や貧困に苦しむ人を救う社会のセーフティネットとして機能している部分もあり、そうした仏門を支える社会の姿勢もある。

世の中って、うまく出来ているものだなぁと感心したりもする。

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インディゴが4都市(デリー・チェンナイ・コールカーター・ハイデラーバード)からポートブレアに毎日就航

今年6月より、コールカーター・ポートブレア便、チェンナイ・ポートブレア便を就航させたインディゴ。9月28日からは、デリー、そしてハイデラーバードからも利用が可能となる。

これらは既存のコールカーター・デリー便、チェンナイ・デリー便に、それぞれデリー・コールカーター区間、ハイデラーバード・チェンナイ区間が加わったものだ。

IndiGo予約サイト

現在、ポートブレアに乗り入れている航空会社は、インディゴ、エアインディア、ゴーエア、ジェットエアウェイズ、スパイスジェットの5社となっており、アクセスが非常に良くなっている。

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