美味しい口直し

レストランで、伝票が出てくるあたりで一緒に出される食後の口直しのウイキョウ。もともとはウイキョウのみであったり、角砂糖やザラメを混ぜて出していたりしたものだが、近年は香りや味を付けた個性的なものがよく見られるようになっている。

あるとき、糖衣処理された八角の混じったものが出てきて大変美味で、ひと匙、ふた匙では飽き足らず、次々に口に運んでいるうちに、「ハッ」と気がつくと器に入っていたものの半分以上食べてしまった。下手すると「完食」「お替り」しかねないので、今後は気を付けようと思う。

以前、グジャラート州でこのウイキョウの加工品の専門店がいくつも集合した一角があり、とれもこれ専業で儲けているだけあり、驚くほど美味かった。買って宿に戻ってからツマんでみると、もう止まらなくなり、部屋で完食してしまった。糖分が多いので注意だが、ウイキョウの香りの良さとあいまって、クセになる。

グジャラート州ラージコートの専門店にて

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

ラーンチー空港のトイレの民俗画

事前にある方から聞いていたのだが、実際に目にしてとても感動したラーンチー空港のトイレ。 同州ハザーリーバーグの民俗画でいっぱいなのである。絵の前で思わず何度も行き来してしまった。

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

ウッタルプラデーシュ州政府観光公社がツーリスト・バンガローを隣州に建設

ヒンドゥスターン紙にウッタルプラデーシュ政府観光部によるこんな広告が出ていて、「あれれ?」と思った。

ウッタルプラデーシュ州政府観光公社が州内各地で「Tourist Bungalow」その他の名称で展開している公営の宿を展開しているが、このたびバドリーナートにそうしたホテルを建てるとのことで起工式についての広告だ。中央政府のモーディー首相、ウッタラーカンド州首相のトリヴェンドラ・スィン・ラーワト、ウッタルプラデーシュ州首相のヨーギー・アーディティャナートも写真が並んでいる。

他メディアによるウェブ配信記事にもこれに関するものがあった。

Yogi to lay foundation of UP tourist guest house in Uttarakhand (daijiworld.com)

インドでは州毎に州政府観光部の下に観光公社の類がある。ウッタラーカンド州で州政府系企業GMVN(Garhwal Mandal Vikas Nigam)が州内各地で「Tourist Rest House」「Tourist Bungalow」「Yatri Niwas」等と称して、公営の宿を展開しているのだが、広告にあるバドリーナートにおける新たな公共の宿を建設・運営するのは隣にウッタルプラデーシュ州の観光公社。

ウッタラーカンド州は2000年11月にウッタルプラデーシュ州から「ウッタラーンチャル州」として分離(その後2006年に「ウッタラーンチャル州」に改称)した経緯があるが、その際に政府機関や政府系企業も立地を踏まえて州ごとに再編成された。

通常は州を越えて他州内でこうした宿を運営することはないのだが、ウッタルプラデーシュ州とウッタラーンチャル州では、観光以外にも水利関係でも資産をシェアするという取り決めがあるらしい。

Sharing of assets between UP & U’khand will be resolved in 2 months: Yogi (nyoooz.com)

インドでも縦割行政について、いろいろ取り沙汰されることは多いが、こうした協業?みたいなことが可能となるのは、やはりウッタルプラデーシュ州、ウッタラーカンド州ともにBJP政権という相性の良さが下敷きにあるのだろう。

さて、「公営の宿」という存在については、インドでも「民業圧迫」として意識されているため、そうした資産の多くを積極的に民間に売却済であったり、そうした方向にある州も少なくないのだが、経済的にまだまだむずかしい地域などでは、こうした施設が州政府により新設されるケースもまだあるようだ。

EMPIRE ROYALE HOTEL

ムンバイのエンパイア・ビルディングにある「エンパイア・ロイヤル・ホテル」というエラそうな名前だが、ドミトリー専門のホテルらしい。
ボロッボロかといえば、そういうわけでもなく、けっこうキレイであるという評判。
1901年開業というから、120年近く営業している老舗ということになる。
当時は安宿ではなく、いつしか没落してこうなったのかもしれない。
歴史があり建物も立派で、ちょっとした名門ホテルになっていてもおかしくないのに、「未完の大器」のままで年月を経たホテルというのは、インドにけっこう多い。
だがまさにこういう宿こそ、ホテルが歩んできた道のりの悲哀とか喜怒哀楽みたいなのが感じられ、味わい深いと言える。宿の快適度は宿泊料金に比例する部分はあるかもしれないが、こういうヘリテージな部分については、たとえ四つ星、五つ星ホテルといえども、敵うものではないのである。

おじいちゃん 、おばあちゃんの公園

ボンベイの湾岸風景の美しさをアピールするためにチョウパッティービーチから撮影した写真をよく見かけたことがある。本当に良い眺めだ。ブラジルのリオデジャネイロの海岸風景に匹敵するだろう。いや、それを凌駕すると言いたいところだ。

さて、そのチョウパッティービーチの背後に静かで素敵な公園がある。界隈に住んでいるらしい年配者たちが静かに歓談しているが、よく整備されているのにとても空いている。

入口のゲートに回ると「ナーナー・ナーニー・ウデャーン」と書いてある。おじいちゃん、おばあちゃん公園とは変な名前だが、園内はきれいでとても静かだ。

ここに足を踏み入れてみると、ちょうどここから帰ろうとしているおじいさんに注意された。「ここはシニアシチズン専用なのです。申し訳ないけれどもね。そういう年代になってから来てください。」

ゲート付近に注意書きらしきものが出ているが、マラーティー語のみで書かれているのでよくわからない。同じデーヴァナーグリー文字を使う言葉でもネパール語はヒンディーの知識である程度の見当がつくが、マラーティーだともう少し距離があるようだ。看板に出てくる「クリパヤー」「ナーナー」「ナーニー」とか「スーチナー」あたりは共通なので拾えるのだが。

ここは、還暦を迎えないと入ってはいけないとのこと。そういう公園があるとは思わなかった。

「NANA NANI UDYAN (おじいちゃん、おばあちゃん公園」と書かれている。

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。