美味しい口直し

レストランで、伝票が出てくるあたりで一緒に出される食後の口直しのウイキョウ。もともとはウイキョウのみであったり、角砂糖やザラメを混ぜて出していたりしたものだが、近年は香りや味を付けた個性的なものがよく見られるようになっている。

あるとき、糖衣処理された八角の混じったものが出てきて大変美味で、ひと匙、ふた匙では飽き足らず、次々に口に運んでいるうちに、「ハッ」と気がつくと器に入っていたものの半分以上食べてしまった。下手すると「完食」「お替り」しかねないので、今後は気を付けようと思う。

以前、グジャラート州でこのウイキョウの加工品の専門店がいくつも集合した一角があり、とれもこれ専業で儲けているだけあり、驚くほど美味かった。買って宿に戻ってからツマんでみると、もう止まらなくなり、部屋で完食してしまった。糖分が多いので注意だが、ウイキョウの香りの良さとあいまって、クセになる。

グジャラート州ラージコートの専門店にて

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

今後荒れ果てていきそうな宿

大通りの脇にある荒れ果てた感じのビルにホテルの看板を見つけた。 地上階には地上階には家電製品の卸業者が入居しており、梱包資材が氾濫していたりして、踵を返そうとしたが、上階に上ってみると新規オープンしたばかりと思われるホテルがあった。

ホテルのロビー

客室内
なぜかアイロン台がある。

施設はまだ新しい分気持ちが良いが、いかにも面倒臭そうな態度で仕事をするスタッフ、一部割れたままになっているテーブル上の敷きガラス。かなりお金をかけているはずなのに運営がダメで朽ち果てていくホテル、宿はとても多い。ここも古くなったらそのままボロ宿になるのだろう。

別フロアーに騒音施設が入っているため、爆音が響いてくることを心配したのだが、幸いなことに杞憂で、とても静かに眠ることができた。

別フロアーには騒音施設が。

下階にはレストランが入っており、これがかなりアップマーケットな雰囲気なのに料金はエコノミーなのは良かった。

ラーンチー空港のトイレの民俗画

事前にある方から聞いていたのだが、実際に目にしてとても感動したラーンチー空港のトイレ。 同州ハザーリーバーグの民俗画でいっぱいなのである。絵の前で思わず何度も行き来してしまった。

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

ウッタルプラデーシュ州政府観光公社がツーリスト・バンガローを隣州に建設

ヒンドゥスターン紙にウッタルプラデーシュ政府観光部によるこんな広告が出ていて、「あれれ?」と思った。

ウッタルプラデーシュ州政府観光公社が州内各地で「Tourist Bungalow」その他の名称で展開している公営の宿を展開しているが、このたびバドリーナートにそうしたホテルを建てるとのことで起工式についての広告だ。中央政府のモーディー首相、ウッタラーカンド州首相のトリヴェンドラ・スィン・ラーワト、ウッタルプラデーシュ州首相のヨーギー・アーディティャナートも写真が並んでいる。

他メディアによるウェブ配信記事にもこれに関するものがあった。

Yogi to lay foundation of UP tourist guest house in Uttarakhand (daijiworld.com)

インドでは州毎に州政府観光部の下に観光公社の類がある。ウッタラーカンド州で州政府系企業GMVN(Garhwal Mandal Vikas Nigam)が州内各地で「Tourist Rest House」「Tourist Bungalow」「Yatri Niwas」等と称して、公営の宿を展開しているのだが、広告にあるバドリーナートにおける新たな公共の宿を建設・運営するのは隣にウッタルプラデーシュ州の観光公社。

ウッタラーカンド州は2000年11月にウッタルプラデーシュ州から「ウッタラーンチャル州」として分離(その後2006年に「ウッタラーンチャル州」に改称)した経緯があるが、その際に政府機関や政府系企業も立地を踏まえて州ごとに再編成された。

通常は州を越えて他州内でこうした宿を運営することはないのだが、ウッタルプラデーシュ州とウッタラーンチャル州では、観光以外にも水利関係でも資産をシェアするという取り決めがあるらしい。

Sharing of assets between UP & U’khand will be resolved in 2 months: Yogi (nyoooz.com)

インドでも縦割行政について、いろいろ取り沙汰されることは多いが、こうした協業?みたいなことが可能となるのは、やはりウッタルプラデーシュ州、ウッタラーカンド州ともにBJP政権という相性の良さが下敷きにあるのだろう。

さて、「公営の宿」という存在については、インドでも「民業圧迫」として意識されているため、そうした資産の多くを積極的に民間に売却済であったり、そうした方向にある州も少なくないのだが、経済的にまだまだむずかしい地域などでは、こうした施設が州政府により新設されるケースもまだあるようだ。

ラーンチーへ

ムンバイからラーンチーへ空路で移動。機内に乗り込んだのは、ほとんど日が沈んでからであったが、まだ明るさは残っていた。午後6時前に離陸して上空に出てから安定飛行に入ると、どんどん暗くなっていくいっぽうだ。日が沈んでからもしばらく残っていた光は瞬く間に消えていき、夜空となっていく。

ラーンチー の街の灯りらしきものが見えてきたことに気が付いたのは、夕方7時を過ぎてから。ラーンチーの空港は2013年に開港しただけあって、今どきの空港らしいモダンさ。しかも「国際線乗り継ぎ」の案内もあるし、イミグレーションのカウンターもあった。一応、国際空港としての体裁は整えてあり、立派なものだ。まだどこからも国際線の乗り入れはないし、そういう計画も聞かないのだが。

ラーンチーの街の灯が見えてきた。

昨年のこの時期、着陸して腰を抜かしそうになったラーイプル(チャッティースガル州都)の空港ほどのウルトラモダンさではないとはいえ、近年はインドの田舎州でもずいぶん立派な箱モノを造るようになっている。

空港のターミナルビルを出た。

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。