意識高い系の書店

新型コロナ感染症は、すでに「過去のこと」といった観のあるインドの街なかだが、それでも人によっては、稀にマスク姿の人 (大気汚染対策か?)もあるし、店でもこんなところがあった。

デリーのカーン・マーケットの書店「Bahri Sons」は、感染防止対応が厳重。入るとスタッフがお客の手にアルコールジェル付けてくれるとともに、マスクの着用が求められる。相手がもっていないとその場でくれる。(もちろん新品)

店の人たちも全員マスクをしていて、空調を稼働させつつも、ベンチレーターも回して換気に気を付けているようだ。他の多くの場所では、2019年(つまりコロナ前)と同じように見える中でここは異色である。

 

栄養過多

人間に限ったことではなく、犬の世界においても貧困層にも肥満の問題が生じているケースがあるように思われる。都会の商業地域の野犬である。明らかに太りすぎで、パッと見た感じ「小さな牛が寝ている」のかと思ったほどだ。太っているだけではなく、骨組みも大きい。こういう「片親は大型犬」みたいな野良犬も都市部では見かけるようになっている気がする。

野犬もフカッとしたところで眠りたい

オートリクシャーの運転席で寝ている野犬

野良犬だってフカッとした場所は好きだけど、普段は埃っぽい路上に寝そべるしかない。雨の日にはどこかの軒先で濡れながらしのぐしかない。

ときにはこんなところでゆったり眠りたいのはわかる。

ぞれでも、運転手が戻る前に退散しないと、ぶっ飛ばされるに違いないぞ、野良犬くん。

大麻バブル

前回に続いて今回もしばしタイの話題を。

6月に大麻が解禁となったタイだが、街を歩いているといろんなものが目に入ってくる。コンビニの飲料類の棚にもカナビス入りドリンクとやらがあるし、カフェでもカナビス入りの飲み物、コーヒー自販機にも大麻入り、クッキーその他のお菓子にも「カナビス入ってます」etc.のバブル状態。

 

ブームみたいだけど、あまりに多いので早晩淘汰されていくことだろう。

不眠症その他の治療を謳うクリニックも大麻の効能にフォーカスしたものがあり、こうした健康関係での需要も高いのか、これから創出していく方向なのか知らないが。

また、観葉植物?として、こんなかわいい感じの鉢植えも売られている。

観光客の多いエリアの路上では乾燥大麻の露店もちらほら。これらはおそらく解禁以前はアンダーグラウンドであった人たちが「地上に出てきた」感じなのかなぁと思ったりもする。

 

コロナで出版不況のダリヤガンジ

オールドデリーのダリヤガンジにある出版社「マノーハル」のショールームを訪問して何冊か購入。

経営者氏は父親から会社を継いでかなり経つのだが、コロナの間はとても大変だったようだ。アカデミックな書籍を扱う出版社の場合は、パンデミックの影響はあまりないのか思ったら、決してそんなことはないらしい。

向かいにあったオックスフォード大学出版会はちょうど1年くらい前にインドから撤退したとか、付近にあったショールームがあったケンブリッジ出版会も近々引き払うことになりそうとか、地場資本でもダリヤガンジ地域で彼のこの出版社と同じくらい有名な出版社も歴史の幕を閉じたという暗い話を聞いた。

ここでは在外インド人や外国の研究者による本も多く出しているが、そうした人たちがコロナ禍でなかなか来ることができなかったため、新規に出す本も減っているそうだ。

本日購入した中の一冊「Darjeeling」は、先週リリースされたばかり。西ベンガル州のダージリン地区に暮らす様々なコミュニティー(民族)について、いろいろな研究者たちが著したもので、なかなか面白そうだ。さすがにこういう書籍はamazon.inのキンドル書籍では手に入らないため、こうして紙媒体の本として購入している。