素性の良さは隠せない

もともとは立派で趣のあるハヴェーリー(お屋敷)であったと思われる建物だが、現在は内部が細分化されて、それぞれ個人や商店に貸し出されている。

このような建物はバナーラスに限らず、インド各地で多く目にする。オンボロになっても素性の良さは隠せない。ゆえに現状が哀れだ。

非居住の外国人でも使えるUPI Payment Interface (Unified Payments Interface) ③

この「Cheqアプリ」を使うようになったり、宿代、食事代からたいていの支払いをこれで済ませるようになり、現金はそれが使えないときの予備費みたいな感じになるのではないかと予想していた。

クレジットカードでチャージする際に2.5%の手数料が引かれるようだが、両替にしてもいくばくかの差損はあるし、便利さで充分相殺どころかお釣りがくるくらいだろうと考えていた。

ところが・・・である。

アプリ開通後にクレジットカードで残高をチャージし、宿の近くの 雑貨屋で 支払いをしてみようとすると これができない。幾度もエラーとなってしまう。

そこでWhatsAppを使って運営会社であるTRANSCORPの担当者に質問してみると、以下の回答があった。(質問すると迅速に回答をくれるのは助かる。)

インドの支払用QRコードにはふたつのタイプがある。 1つが個人用のIndividual QR コード。 もう1つが 法人用のMerchant QR コード という もの。残念ながら この外国人が利用できる アプリでは なんと 個人用の QR コードには支払いができない仕様なのだという。これは困る。

お釣りがなくて QR コードで支払いたい、 支払わなければならないというケースは 大きな店ではまずありえず、 釣りがなくて不便なのは 露店であったり 小さな雑貨屋であったり オートリクシャー、タクシーといったIndividual QRコードを用いる相手だ。それ以外の大きなところでは 釣りはきちんと揃えてくれるものだ。

そんなことから現状においては、このアプリの利用については 今のところ 私は誰にもおすすめしない。登録に手間がかかるうえに、肝心な場所でまったく使えないからだ。

ただし 運営会社の人が言うには この旅行者用のアプリも 個人用 QR コードに支払いができるようにと働きかけてはいるらしい。しかし こうした制限をかけているRBI、つまりインドの中央銀行が 認可するかどうかを決めることである 。

さて どうなるんだろうか。インドは何かと規制・制限の多い国であるが、スマホの決済アプリも旅行者用のものは、在住者のものと同じように自由自在には使うことはできないという大きな不備がある。

それでも、このような形で外国人も利用できるスマホ決済アプリが登場したことについては評価したい。Individual QRコードへの支払いが可能とさえなれば、インド旅行における利便性が飛躍的に向上することになるからだ。

【完】

非居住の外国人でも使えるUPI Payment Interface (Unified Payments Interface) ②

インドで非居住の外国人でも使える「Cheq」についていくつかわかったことがある。・

・送金事業を営む「TRANSCORP」が運営しているサービス。
・Cheqアプリは、登録したパスポートの有効期間内 ずっと有効。その間にヴィザ切れの場合は新たにヴィザの写しが求められる。
・初期費用として999Rsの支払が必要。外国発行のクレジットカードでの支払い。
・外国発行のクレジットカードで「Cheq」の残高をチャージすることができる。その際に手数料として2.5%が差し引かれる。
・ アプリが有効な限り 残高も有効。
・端末交換する場合、 アプリが有効である限り 新しい端末に移すことができる。
・ パスポートが 有効期限を迎えると このアプリの有効期限も終了となるが、 残高については、チャージする際に利用したクレジットカードに返金してくれる。
・日本の携帯番号でアプリ の ヴェリフィケーションをした後、 Cheqのオフィスに出向いて 「イン・パーソン ・ヴェリフィケーション」というのが必要になる。これについては、滞在先のホテルまで来てもらって実施することも可能。
・日曜日はイン・パーソン・ヴェリフィケーションは実施できない。

アプリのインストール後、自分の日本の携帯電話番号のヴェリフィケーションは簡単に済んだものの、支払った初期費用が先方で確認できなかったり、TRANSCORPのオフィスでの「イン・パーソン・ヴェリフィケーション」に手間取ったりと、なかなかうまくいかなかったものの、幾度にも渡るWhatsAppでのやりとりの結果、無事に手続きが完了し、残高をチャージすることもできた。

このアプリの使い勝手については次回改めて紹介することにする。

【続く】

非居住の外国人でも使えるUPI Payment Interface (Unified Payments Interface) ①

インドの中央銀行(Reserve Bank of India)の監督下にあるNational Payments Corporation of IndiaによるUPI Payment Interface

日本で言うところのいわゆるスマートフォン決済アプリだが、日本のそれと異なるのは、個々が利用している異なる決済アプリからUPI(Unified Payments Interface)を通しての支払いとなるため、日本のように支払対象となる店が「PayPayには対応しているがLINE Payは不可」とか、「楽天ペイとLINE Payのみ」などということはない。消費者の立場からすると、インドのシステムのほうが日本よりもはるかに便利で進んでいるように思える。

ただし、非居住者の外国人はこれを利用することはできず、日本のように「コンビニで現金でチャージすることができる」みたいなザルのような扱いはない(そのあたりの日本の緩さは「マネーロンダリングの温床となる」等々で、海外から批判がある)ため、旅行者の立場では利用することができない。

ネット上では、Paytmに対して一部のデビットカードでチャージできたとか、アメックスのクレジットカードでもできたというような話は散見されるのだが、基本的にはインド国外発行のカードは対象外と聞く。私自身もそうしたインド国外発行のカードが使用できた経験はない。

しかしながら最近、「Cheq」というインドで非居住用の決済アプリができたとのこと。初期費用で999Rsもかかるとか、アプリのアクティベートのためにオフィスに行かなくてはならないとか面倒な部分もある。

【続く】

PDR MALL

宿泊先近くにPDR MALLというささやかなモールがある。ごく小規模なものではあるものの最上階には映画館が。バナーラスのような伝統的な街のゴチャゴチャした旧市街にこのようなものがあるのは不思議な気がする。

ここのファーストフロアーにはSpencer’sのスーパーマーケットが入っている。英領時代のマドラスでインド亜大陸最初のデパートを開店したスペンサー商会をルーツとするもので、モールその他手広く主に南インドで展開している。