<海外旅行>解禁40周年

 『異国憧憬―戦後海外旅行史』によると、海外旅行が自由化する1964年以前の日本で、若い人たちが海外に出る機会といえば、留学か移民か船員かという選択肢しかなかったそうだ。自由化以降も「アメリカでの収入3週間分が、日本の年収に相当」「ハワイをツアーで訪れるためには、若者の年収分以上の費用がかかった」とある。格安航空券が登場する前のこと。1970年代前半くらいまでは、海外旅行をしようと思っても経済的に困難だったはずだ。

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遺跡の不条理(3)

●あるところからとる!
 遺跡で不条理を感じるのは外国人料金のことだけではない。入場料とは別に徴収される「カメラ・ビデオ持込料金」も考えてみればおかしなものだ。たとえば下の写真にはこう書かれている。
「インド人入場5ルピー、外国人入場30ルピー、カメラ持込30ルピー、ビデオ持込50ルピー」
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遺跡の不条理(2)

●あんたがたどこさ?
 インド国内では、インド系外国籍の旅人もよく目にする。ヘアスタイルや服装から一見してそれとわかることもあるが、彼らが外国人料金を支払わされることは稀なのではないかと思う。インドの都会の若者だって近頃はずいぶんファッショナブルになり、外国帰りみたいな雰囲気を持つ者が少なくないから、しゃべらなければ区別しにくい。

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遺跡の不条理(1)

●外国人料金のジレンマ
 数年前からインドの遺蹟や博物館で「外国人料金」の入場料が徴収されるようになった。インド人は5ルピーなのに、外国人は100ルピー…というのはよくあるパターン。いまではすっかり定着したようで、メジャーな観光名所ならば、たいがいどこも外国人料金が掲げられている。

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世界遺産がやってきた!

 昨年、新たに世界遺産として登録された「ビームベートカー」は、マディヤ・プラデーシュ州都ボーパールから50kmほどの所にある。1万2千年以上前に描かれた(ホントだろうか?)岩盤上の壁画で知られるが、その後の歴史との関連が細かく解明されているわけではないようだ。
 立地もなかなか面白い。小高い台地にあるため見通しは良く、巨大な岩石が互いにもたれかかるように密集している。雨風凌ぐのに具合がよさそうだ。広いフロアのような岩棚も多いため、小屋を造らなくても充分生活できたのではないか。ここは現代でいうアパートやマンションのような「集合住宅」だったのかも?とボンヤリ想像して楽しむ。
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