TTEレストハウス

こちらはデリーのサライ・ローヒラー駅構内にあるTTE(Train Ticket Examiner=車掌さん)のレストハウス。

彼らは乗務している時間の以外は特にすることはないのか、それとも乗務前後で雑務に追われるのかはよくわからない。もはや紙に印刷された「リジャルウェーシャン・チャールト」を持ち歩いたりしないので、少しは楽になったのかもしれない。

専用のタブレットを持って乗務している。乗客の検札等についてはこれを用いているが、ときにエラーが発生したり、故障したりというトラブルはあるのかもしれない。

まる一日「鉄の日」

この日はカーンプルからニューデリーまで出て、昼ご飯を挟んでサライ・ローヒラー駅に移動し、ここからはジャン・シャターブディー・エクスプレスでアジメールへと向かう丸一日鉄道移動の日。昔は移動中の待ち時間というものが退屈で仕方なかった。

サライ・ローヒラー駅到着

今は鉄道に限っては構内に出入りする列車や乗り降りするお客たち、待合室で人々を観察したり、隣に座った家族連れと話をしたりと飽きない。せせこましいバススタンドではこうはいかないし、飛行機だと空港は快適だが面白みはない。

やはり鉄道は、その鉄道自体がひとつのエンターテイメント。インド国鉄の駅は造りが大ぶりで「余白部分」がとても広いのも良い。

待合室
愛用の旅行用カバン
こちらに乗車

デリー行きシャターブディー・エクスプレス

この日に乗車するのは午前6時発のニューデリー行きのシャターブディー・エクスプレス。夜から早朝にかけてはホテル周辺は人通りはほとんどなくなる。駅まで遠いのでオートが必要だが見つかるかどうか?と思ったが、ホテル前のフライオーバーを通るオートに大声をかけて呼ぶという「システム」。ほどなくオートがつかまり駅へ向かう。

鉄道の往来の要衝のひとつであるカーンプル駅は、早朝でも昼間のような賑わいである。駅前に並ぶ商店や食堂の多くが日の出前から店をオープンしている。古色蒼然としたカーンプル駅の建物が目に前に見える。

カーンプル駅
「12033 Kanpur-New Delhi Shatabdi Express」を利用
駅構内
乗車

列車はちょうど定刻に発車した。私はもらえるものはありがたくいただくほうなのだが、チケット代金に込みのスナックや食事といった車内食を「要りません」と断ってしまうインド人客は決して少なくない。なんだかもっていない。そんな人たちでも水のボトルだけは受け取ってるのだが。

出発後まもなくサーブされるお茶セット
続いて出される朝食セット

ニューデリー駅前のバーザール、パハールガンジで昼食を取る。本日はデリー宿泊ではなく、これからサラーイ・ローヒラー駅から出る列車でアジメールへ向かう。

ヴァンデー・バーラトでカーンプルへ

プラヤーグラージ駅停車中のヴァンデー・バーラト
ヴァンデー・バーラトの背後の列車車両の壁が大きく破損している。何が起きたのか?
疾走するヴァンデー・バーラト
プラヤーグラージからわずか2時間ほどでカーンプルに到着

プラヤーグラージを出てから2時間ほどでカーンプルに着いた。ここに滞在してから出発の日は朝の大変早い時間帯に出るため、駅舎の目の前の宿を予約していた。

しかし宿のフロントでは、「予約は入っていない。そもそもオンライン予約は受け付けていないと言われる。大手宿泊予約サイトで予約を入れているし、ホテル名と住所は間違いないのだが。

このホテルはWBという安宿を展開するグループのもので、ちょうどOYOのようなものらしい。つまりグループが所有しているのではなく、既存のホテルが加入するような具合。料金は現地支払いとしておいたのだが、不泊として予約サイトから課金されてはかなわないので、アプリで苦情申し立てるとともにWBにも電話をするが、営業時間外で出ない。

あたりはホテルがたくさんあるのだが、どこも外国人ということで断られた。「うちはC-Formの扱いをしないので」とか「C-Formの紙を持ってないので」とか。いずれも「空室はたくさんある」とのことなのだが。

宿泊には、インドの運転免許とかアーダールカード等の身分証明書が必要なため、遺跡に入るときのように「オレはインド人だ」は通用しない。

最後に入ってみたホテルで、「外国人が泊まれるホテルを知っている」とのことで、教えられた名前をググって電話すると、あっさり「外国人OKです」とのこと。しかもこのホテルの人がバイクでそこまで送ってくれた。どうもありがとう。

グワーハーテイーの駅前通りもそうなのだが、インドではときどき「外国人が泊まりにくい街」がある。手当たり次第当たっても見事に「外国人は宿泊不可」と断られるのだ。

さて、そのC-Formだが、ここの宿ではスタッフが私の旅券の写しを見ながらウェブでカタカタ入力していた。そう、今の時代、オンラインで申請できるのだから駅前のホテルもチャチャっとやってくれればいいのに。

以前、ラージャスターンのシェカワティーで自分でウェブ版C-Formを入力したことがある。宿の人が「今日はウチの若いモンがいないからやり方わからん。悪いが他の宿に行ってくれ!」と投げ出してしまったので、やむなく私がやることになった。ちょうどインドビザのウェブ申請をとても簡略化したような内容だった。

そんなわけで本日はカーンプルのモール・ロードにあるホテル・ガガーン・パレスに投宿。

プラヤーグラージ駅前のホテル3泊目

駅前と言っても、実質は駅舎とほぼ合体しているようなものなので、一番近い売店は駅構内。そんなわけで水だの新聞だのアイスだのと買いに行くので、顔見知りみたいになる売り手さんも出てくる。普通、駅のお客は一見さんだけだし、明らかに顔立ちの違う私はすぐに覚えてもらえる。

駅構内の飲食・日曜品関係の売店は24時間年中無休。だいたいみんなシフトで働いているので、時間帯によって店の人が違うけど、そんななかで小さな売店でいつも同じおじさんがいる店がある。いつ寝てるいのか、帰る家はあるのか、交代する相手は本当にいないのか、ちょっと気になる。