ネパールの「バングラー」

上部が「バングラー」型の屋根になっている。

今回、カトマンズの旧王宮を見学して気が付いたのだが、ここにもムガル建築から入った意匠があるようだ。この「バングラー」型の屋根がそうだ。

ふたつの「バングラー」が合わさった「ジョール・バングラー」スタイルの寺院

こちらはオリジナルのベンガルの建築。このようにふたつの湾曲屋根を重ねて配した「ジョール・バングラー」とひとつだけ使用した「エーク・バングラー」は、ベンガルのテラコッタ建築でよく見られる。農家などで干し藁を積んで作った特徴的な形の屋根が原型。

ムガルやラージプートの宮殿にも多用される「ジョール・バングラー」型の屋根というか庇というか。ベンガルの建築がインド西方の建築に与えた影響の代表的なものだが、おそらくカトマンズの旧王宮のバングラーの意匠もムガル建築から取り入れられたのだろう。

ムガル建築の「バングラー」
ムガル建築から取り入れられラージプート建築でもよく見られる「バングラー」

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

中国援助 CHINA AID

旧王宮のような文化財修復も近代的なビル建築も同様なのだが、中国によるODA物件らしきものには、「中国援助 CHINA AID」という巨大なロゴが示されており、その案件に関する能書きのこれまた大きな看板も出ている。

中国が日本によるODA援助対象国であったのは、そんなに昔のことではないが、その際にもこんな具合に強くアピールすることはなかった。

中国においては、政治的にそれは受け入れられなかっただろうけど、その他の国においても、日本によるODA物件について、これほど大書きで自己主張することはないように思う。

押し付けがましさ、露骨さを良しとしない気質が背景にあるのかもしれない。だがせっかく国民の税金を投入するのだから、このくらい「日本援助 JAPAN AID」と大書きしてもバチは当たらないような気がしなくもない。

それにしても、もう王室はなくなってしまったとはいえ、ネパールという国を代表する建築のひとつでもある旧王宮に「中国援助 CHINA AID」と大きく表示されてしまうのは、ちょっと不憫な感じもする。

旧王宮の「中国援助CHINA AID」の表示
旧王宮の「中国援助CHINA AID」の表示
旧王宮の「中国援助CHINA AID」の表示
旧王宮の「中国援助CHINA AID」の表示

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

華麗なる電線アート

ごくわずかな時間で、カトマンズの名匠たちによる見事な作品を鑑賞することが出来た。密集した商業地域であるがゆえ、配線の密度の濃さも素晴らしい。これで火事や事故が起きないとすれば、であるのだが。相当高度な技を駆使しているため、私のような素人が寸評するのは憚られる。画像をとくとご覧いただきたい。

※内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。

迫りくる暗雲

古都カトマンズの夕方。遠くから雨雲の下で降っている雨が近付いてくるのがわかるのは、視界に「高層ビル」と呼ぶべき規模のビルがないからだ。

いよいよ雨が近づいてきた。

屋上のカフェでくつろいでいるところだが、そろそろ室内に退避したほうが良さそうだ。

内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです

Kumari Futsal

カトマンズのタメル裏手にKumari Futsalというフットサル場がある。

狭すぎるのだが、屋根があるのは良い。陽射しの強い季節、雨の時期にもこれならば対応できるだろう。施設内にはビリヤード場と食堂もある。足元(人工芝)はまずまず。

ツーリストゾーンのすぐ近くにある割には、出入りする人たちは地元で生活するネパールの人たちがほとんどらしい。

短期滞在の旅行者は横の繋がりに薄いので当然のことだろう。