ヘリテージ建築内のバドミントンコート

宿泊のレセプションの背後にバドミントンコートがある。

1902竣工のコロニアル建築、カルカッタYMCAの中にバドミントンコートがある。宿泊したことがあるならば、ファーストフロア(日本式に言えば2階)宿泊のレセプションの背後にあることに気が付いた人は少なくないだろう。
コートは古くからあるものではなく、近年になってしつらえたものだが、こうした古い建物の中にスポーツ施設が入っていることに「え?」「まさか!」といった意外感があって面白い。
私が見物したときには腹の出たオッサンたちがプレーしていたが、風貌にはまったくそぐわない激しい熱戦をくりひろげていた。若いころからやっているそうだ。まさに「継続はチカラなり」である。

YMCA入口

ドリアンの幸せ

宿の向かいの露店で、切身のドリアンを買う。宿入口のところに置いてあるベンチに座って食す。
行き交う人々を眺めつつ、ドリアンを歯で、そして舌で巻き取っていると、恍惚となってしまってちょっと危ない。

そう、実はドリアンは酔う。

酒の酔いは、そこにいる自分を増幅させる。みんなで飲むとみんな増幅されるから場が盛り上がる。ドリアンは違う。食べると自分自身が飛んでしまうのだ。

飛んでしまうといっても遠くに行ってしまうわけではなく、ちょっと幸せな気分で浮き上がる感じか。けっしておしゃべりになる類の酔いではないので、みんなでドリアンを食べると、みんな呆けた顔で静かになり、場が盛り上がることはない。

それでもみんな幸せな気分になっている。これがドリアン。

WARRIXのショールーム




バンコクの国立競技場に隣接するエリアにはサイアム・スタジアム・ホステルやスポーツをテーマにした洒落た複合施設がある。
まさにこのロケーションに、サッカーやバレーボール等競技のタイ代表にユニフォーム等を供給するWarrixのショールームも入居している。





FBTGrand Sportといった老舗と異なり、創業が2013年と歴史の大変浅い新興企業だが、その急成長ぶりは凄まじい。日本ではまだ商品を見かけたことはないのだが、すでにFリーグのバルドラール浦安のユニフォームを供給するようになっているため、「WARRIX」の名を耳にするようになる日は遠くないだろう。

ワールドカップアジア地区予選で躍進の可能性が言われているタイだが、代表チーム応援用シャツが大量に販売されている。私が見ている間にもカップルや若い女性たちが買い求めていく。

タイ代表レプリカシャツ(1050バーツ)と応援用シャツ(399バーツ)はデザインは同じだが生地が異なる。
現在のタイ代表のキャッチフレーズは、「NOW or NEVER」。ぜひ期待したいところだ。

UAEでイスラエル国歌

突然、インドに関係ない話題で恐縮である。

イスラエル建国により、それまで欧州社会でしばしば差別的な扱いを受けてきたユダヤ系の人たちが自分たちこそが主人公の国を持つに至ったという側面はある。

しかしながらこれに先立つイスラエル建国運動と合わせて、それまでアラビアの国々を始めとするイスラム教の国で、繁栄して周囲と平和に共存してきたユダヤ系市民が生まれ育った国を離れなくてはならない敵意を生じさせたとも言える。

それはともかく強盗が家に居座って家人を追い出してそのまま暮らしているような形の「国」なので、倫理的にこういうのが存在してよいのか?とは個人的に思う。けれどもすでに強力な国家として事実上存在してしまっているため、周辺地域でエジプト以外に外交関係がないというのは、大変危険で不幸なことだ。

今回、UAEで開催された柔道の国際大会でイスラエル選手が出場して優勝。同国で初めてイスラエル国歌が演奏されたという。

UAEでイスラエル国歌=選手が柔道大会で優勝 (JIJI.COM)

ごく些細なことに思えるかもしれないが、開催国の大変勇気ある英断。これが初めの一歩となり、中東の対立構造にポジティブな変化を生むことを願いたい。

With Jews Largely Gone From Iraq, Memories Survive in Israel (HAARETZ)

書籍「Musoorie And Landour」

ヒルステーションのマスーリーとランドールについて書かれた本。成り立ちから独立時に至るまでの歴史、ここを舞台に起きた出来事、ここに出入りした人々などについてもいろいろ綴られている。
このヒルステーションを拓いたとされる英国出身の軍人と彼自身が彼が初代会長を務めたクラブ、故国を追われたアフガンの王族、英国に滅ぼされたスィク王国最後の王(5歳で即位し、11歳で廃位させられたドゥリープ・スィン)の幽閉先、果てまた平地の暑季を逃れて避暑のために逗留した英国人のご婦人と植民地軍の将兵の色恋沙汰、世界大戦期に欧州へ渡るリスクを避けてマスーリーに集った様々な藩王国の王族たちの憂鬱(英国により定められた各藩王国の「号砲数」により、格付けが歴然としているので、イーブンな関係ではない)、マスーリーで勢力的にビジネスを展開した英国出身の商売人たち等々。
植民地期のヒルステーション社会の日常を考えるうえで、非常に示唆に富む一冊であった。

書名:MUSSOORIE AND LANDOUR
著者:VIRGIL MIEDEMA & STEPHANIE SPAID MIEDEMA
出版社:Rupa Publications India Pvt. Ltd.
ISBN 978-81-291-2434-0