視力測定板

日本で言えば、片目を塞いで「上」「右」「下」「左」などと、円の切れ目の方向を言ったりするが、ジャグダルプルで道を尋ねた眼鏡屋でこんなものを見かけた。
デーヴァナーガリー文字で「ダ」「パ」「タ」「ナ」「ガ」・・・などと読んでいくのだが、ずいぶん文字も文字列も少なく、いい加減な感じがする。
文字が左右逆になっているのは、このボードを背にした反対側の壁に置いてある鏡に映った像を読んでいくためである。

持続性のある公衆トイレ

デリーに本部を置く「Sulabh international」というトイレ普及を推進するNGOがあるが、BJP政権のスワッチ・バーラト(クリーン・インディア)キャンペーンとの相性が良く、全国各地に公衆トイレをどんどん増やしている。
行政機関が作るそれらと違うのは、建ててからの保守もしっかり続けていること、その業務に従事する人たちの待遇改善にもきちんと配慮していることなどがある。
持続性のある公衆トイレ。これがインドではなかなか難しいのに、よくやっている。そのSulabhのトイレがカーンケールのバススタンド裏手にあるのを見て驚いた。
こんな小さな町でも活動しているとは。
ただ、懸念されるのは政権が代わった場合でもこの政策が引き続き実施されるのか、それともすっかり無かったものとされてしまうのかというところだ。

「スワッチ・バーラト (Clean India)」ミッション

コラバの海に面したところに出来た有料トイレ

ムンバイのコラバで海に面したエリアに使用料金5Rsのキレイな有料トイレができていた。
このあたりを散歩するおのぼりさんたちは多く、たいていはこのあたりで立ちションしていたものため、ちゃんとしたトイレがあるのはいいことだ。
散歩している人たちによると、「確かに良いことだ。だが問題はこれがいつまで維持できるかということだね。」とのこと。
「スワッチ・バーラト」ミッションの関係で、インド各地で村などの家にトイレを作らせたり、街中などでは公衆トイレを整備したりしている。この関係の事業には政府からお金が出ているため、かなりの活況らしい。
だがこのキャンペーンが終わったらどうなるのか、政権交代したらどうなるのかという部分については、まさに神のみぞ知る・・・といったところだ。

コラバの夜明け
優美なタージマハルホテルの建物

「インド初のオーガニック野菜州」実現目前で頓挫

今年の春先から有機栽培以外の農作物の輸入・移入が禁じられることになっていたスィッキム州だが、直前になってこれを撤回。

おそらく州内の農業保護とあわせて「イデオロギーの実現」の目的が大きかったようだが、自前で州内の需要を満たせないことに加えて、流通業者の反発や市民の反対もあったのだろう。大半の人々がなんとか食べていける状態なので、西ベンガル州などからふんだんに安い作物が入ってくる現状のほうが良いに決まっている。

自分の身に置き換えてみても、有機野菜しか手に入らないというのは大変健康的な環境かもしれないが、家計維持の面で大変苦しくなる。

もっとも、これが施行されたとしても、安い作物の需要から「野菜闇市」がはびこることになったのかもしれないが。

Sikkim withdraws bill on non-organic import ban (NEWS CLICK)

軽食とおやつ

子連れでタイを訪問したのだが、軽食やおやつの類がいろいろあると、子供本人が喜ぶだけではなく、「暑い」「疲れた」と言い出す前に、こうしたものをパクつく時間を入れて、テキトーに誤魔化すことができるので親も助かる。物見遊山の合間にこれらを挟んで、夕方にタイスキ屋にでも繰り出せば、子供はさらに大喜びしてくれる。

以下は、子供ウケする軽食・おやつ類の一例。

カオソーイ
ラオスでは味噌ラーメンみたいになっているが、タイではカレー麺といった具合。見た目も味わいも垢抜けていている。

マンゴーライス
スライスしたマンゴーにココナツミルクで炊いたり、ココナツミルクをかけたりした糯米とセットで出てくる。ついついお代わりなどしてしまう。

ケーキ
今どきのタイのケーキは実によく出来たものが沢山ある。洒落たカフェでひと休みしながら、子供にはコーラやファンタ。自分自身は、ちゃんと美味しいコーヒーと一緒にいただく至福のひととき。

棒アイスのドリアン
ちょっととした雑貨屋でもコンビニでもたいていこの類を置いている。本物の果実をふんだんに使っているようで、香りも味もいい感じ。

ドリアン
やはりこれぞ果物の王様というより、すでにこれはとても良く出来たお菓子だな、と思う。うまく「当たり」に出会えれば、その味わいはカラメルソースを和えたカスタードクリームといったところか。