八王子マサラフェスティバル& Holi Yokohama 2015

屋外イベントの季節というにはまだ少し時期が早いが、2015年3月21日(土)と22日(日)に、JR八王子駅北口の八王子西放射線通り(ユーロード)にて、八王子マサラフェスティバルが開催される。
今回初めて開かれるこの催しだが、ステージでは朝から夕方まで様々なプログラムが用意されている。

また、4月10日(金)から12日(日)にかけて、横浜の赤レンガ倉庫前広場Bにて、Holi Yokohama 2015というイベントが開かれる。

屋外での催しは、まさに天気頼みであるため、どちらも好天に恵まれることを期待しよう。

第2回公募 “世界旅写真展”

エントリー締切(今月15日)が目前ということで恐縮だが、旅がテーマの写真が公募されている。

第2回公募 “世界旅写真展” 募集要項 (APART GALLERY & LIBRARY)

上記リンク先をご覧いただければ、ユニークで稀有な企画であることがわかるだろう。もっと早い時期にこれをindo.toに掲載しておけば良かったという自省とともに、これをご紹介いたしたい。

ダム建設工事で危機的状況の文化遺産

パーキスターンのダム建設でこのような問題が生じているとのことだ。

ダム湖に沈む文化遺産を救うために(特定非営利活動法人 南アジア文化遺産センター)

太古の時代より、様々な民族や文化が興亡したこの地域についての概略やダム建設の背景等については、上記リンク先のスライドをご覧いただきたい。

この問題のあらましについては下記リンク先にも記されている。

Diamer-Bhasha threatens ancient heritage sites (DAWN.com)

Bhasha dam and heritage sites(DAWN.com)

南アジア文化遺産センターのウェブサイトによると、ダム建設で水没する地域で失われる岩絵その他の文化遺産は3万点にも及ぶという。長い歴史の中でこうした遺産を残した様々な民族の生活等に関する調査はまだほとんど手つかずだそうで、ダム竣工まで残された時間が10年という状況は非常に厳しい。

この件に関する講演は、11月8日(土)に日本大学文理学部3号館で開催されるシンポジウム・パーキスターン2014でも行われるとのことである。

シンポジウム・パーキスターン2014 (特定非営利活動法人 南アジア文化遺産センター)

ディーワーリー

インドの祝祭、ディーワーリー。隣国のネパールではティハールとして人々が祝う。

このディワーリーの祝祭が祝日として定められている国はかなり多く、南アジアのインド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ等以外でもシンガポールモーリシャスフィジーガイアナスリナムトリニダード&トバゴといったインド系移民が多い国々でも公休日となっており、かなりグローバルなお祭りであるといえる。

しかしながら、インドの隣国にして、国内に幾つものヒンドゥーの伝統的な聖地や名刹を抱えている(分離後は廃れてしまっているが)パキスタンについてはこの限りではない。

Pakistani Hindus ask government to give Diwali holiday (BBC NEWS ASIA)

印パ分離独立の際にインド側に移動したヒンドゥー教徒たちの人口が多いとはいえ、今でも総人口の1/20を占めるということは、決して無視できる数字ではない。そもそも同国は、旧宗主国イギリスが去った後に、ヒンドゥーがマジョリティーとして支配することを嫌うアンチテーゼとしてのムスリム国家建設を目指したという歴史経緯があるとはいえ、社会的に高い地位を占める者、影響力の大きな者が去ってしまったことが、その背景にあるといえる。

たかが祝日と言うなかれ。現在同国内で続くヒンドゥーたちへの蔑視やヒンドゥー自身の受難が主にインドのメディアにてしばしば報じられているが、年中行事の中でも最大級の祝祭が軽視されているところに、彼らの置かれた立場が透けて見えると言っても決して大げさではないだろう。

横浜・東京の秋のインド関係屋外イベント

今年のディーワーリーは10月23日(木)である。そのディーワーリーにちなんで、横浜・東京で今年もまた次のような屋外イベントが開かれる。

ディワリ・イン・ヨコハマ2014 10月18日(土)および10月19日(日)

第15回 東京ディワリフェスタ西葛西 10月25日(土)

秋の気候の良いこの時期、まだ屋外イベントでも寒さに震えることなく楽しむことができるだろう。ご家族やご友人と誘い合わせて、昼間からビールでホロ酔い気分でのんびりとした休日を過ごしてみてはいかがだろう。