ラジニーカーントの政界入り

タミル映画の大御所俳優、ラジニーカーントが政界入りすることで、このところ沢山の報道がなされている。

ある調査によると2021年に争われる予定のタミルナードゥ州議会選挙が今行われたとすると、現在与党にあるAIADMK、これと長年ライバルとして競ってきたDMKも獲得議席は過半数を大きく割込み、16%前後を占めることになると予想されるラジニーカーントの政党(まだ名前さえもない・・・)が新政権の成立の可否を握ることになるのだという。

既存の政党に加わるわけではなく、政治経験のない彼が政党を旗揚げするとのこと。その新党はまだ結成されておらず、党の手足となって働く人については、映画俳優としてのラジニーのファンクラブを通じて活動家を募っているような段階だ。彼の政党はおそらく宗教色はない世俗主義であろうということ、それとは裏腹にBJP率いるNDA(National Democratic Alliance)に加わることになりそう・・・という程度。

ヒンディー語映画の俳優が政界に進出することも珍しくないが、日本同様にタレント議員としてのお飾り的な存在であることが多い。長くやっていれば、大臣まで務めた人はあるが、その人の存在が政界を左右するというほどのものではない。ましてや「タレント議員」が新党を旗揚げというようなことは想像さえしがたい。

そこにくると、昔からタミルナードゥでの地元語映画俳優の存在感というのはずいぶん大きい。

Rajinikanth will be an NDA ally in 2019 general elections: Tamil Nadu BJP chief (moneycontrol.com)

外国人歌手によるヒンディーソング

様々な外国人歌手たちによるAe Dil Hai Mushkilのカバー。

Ae Dil Hai Mushkil by Foreigners (Compilation)

上記リンク先の動画に出てくる中のひとり、パレスチナ人歌手Lina SleibiによるTum Hi Hoもなかなか良い。

Tum Hi Ho (Lina Sleibi)

イラク人歌手Razan RazmiによるTum Hi Hoの動画はこちら。この曲は、よほどアラブ人の琴線に響のだろうか。

Tum Hi Ho (Razan Razmi)

インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン IFFJ2017

すでに日本の秋の風物詩となった感のあるIFFJ

東京では10月6日から10月27日まで、大阪では10月7日から10月27日までの開催だ。

今年からは会期を3週間に拡大されており、日本に居ながらにしていろんなインド映画を楽しむ貴重な機会となっている。今回上映されるのは全部で16作品。いろいろなジャンルの作品が含まれており、誰もがきっと好みの映画に出会うことができるはず。

インド映画ファンの皆さん、ぜひお楽しみください。

旗の高さを競った末に

舞台はラージャスターン州のジョードプル。あるムスリム男性がイスラーム教を象徴する緑色の旗を立てたところ、これに対抗して隣家のヒンドゥーのブラーフマン男性も自らの宗教のカラーであるサフラン色の旗を立てる。
両者は旗の高さを競い、周囲の人たちの注目を集める中、これが次第にエスカレートしていき、ムスリムとヒンドゥー、それぞれのコミュニティの人たちを巻き込んで、ついにはどちらも大きな旗を仕立てて、巨大な竿で両家の屋上に掲げようとするに至る。
彼らが、それぞれの帰属を象徴する旗を渾身の力で立ててみせると、風にはためくサフラン緑の旗の有様は、その間から垣間見える空の雲の色と合わせて、なんとインド国旗となって、円満に一件落着というオチ。
導入部分といい、クライマックスに至るまでの描写とスピード感といい、最後のどんでん返しまで、非常に良く出来た作品だ。
しかしながら、やはり最終的に手打ちとなるのは、あくまでも緑(ムスリム)の旗が下の位置にあり、ヒンドゥーを象徴するサフランが至上というのがミソ。
モーディー人気の中、BJPがますます影響力を増している世相を反映していると見ることもできる。

Aameen Jodhpur (facebook)

インペリアル・シネマ

Imperial Cinema

デリーの宿泊先近くの映画館「インペリアル・シネマ」。もう何年も閉鎖されたままのようだ。

今どきのインドの都会では、洒落たシネプレックス化が進み、古いシネマホールが単館でやっていくのは大変難しくなっているのを象徴しているようだ。
それにしても都心で、こんなもまとまった箱モノが放置されたままというのはずいぶんもったいない気がする。

また、南デリーでは、記憶に間違いがなければ90年代前半に火災を起こして死者まで出したウパハール・シネマという映画館の建物が、今でも事故後そのままになっている。

地価がどんどん上がるデリー。どちらも大変引き合いがあるはずのロケーションで、こうした建物が処分されない背景には、建物か土地か、なにがしかの係争を抱えていると推測するのが妥当だが、実際のところどうなのかはよく知らない。

すでに廃止されていても、オートの運転手などに、その名を告げると、誰もが判るのだから、シネマホールとしての機能の一部(ランドマークとして)は残っていることにはなる。