バスでローハルガルを後にして、スィーカルに到着。バススタンドに面した新築のホテル内にあるレストランに入る。
なんと、ここでは「ターリー定期券」なるものが設定されている。ひと月3500Rs支払えば、何回来ていくら食べてもOKというシステム。ここのターリーは簡素だが味はよかった。この町に単身赴任していて、住居がごく近いというような一定の条件が揃っている人にとっては、なかなか魅力的かもしれない。

もう何年も閉鎖されている。地価の高い首都圏中心エリアで休眠させておくとは、なんともったいないことか。しかしながら、シネプレックス化の進展により、もはや単館で頑張る映画館に将来はない。
そのいっぽうで、「インペリアルシネマ」という名前はランドマークとして生きており、宿泊先がこの建物近くなので、市内どこかからオートリクシャーで戻る際には、このシネマの名を伝えるが、「もうその映画館ないよ」とか「閉まってるよ」などと言う野暮な運転者はいない。
たとえ建物を取りこわしても、目印として映画館の名前は残るのではなかろうか。南デリーには、1990年代別前半に火事を起こして営業取りやめとなった「ウパパールシネマ」という映画館であった建物がある。今でも「ウパハールシネマまで」と言えば、たとえ運転手がごく若くて、映画館が閉鎖された後に生まれたような世代の人であっても「どこだね、それは?」などと言う者はいない。
あぁ、映画館は不滅なり。


SAREGAMA CARVAANは素晴らしい。
店頭で実物をみせてもらったら、ハートをわしづかみにされてしまった。
もう後に戻れない。
インドのクラシックな映画挿入ナンバー5,000曲。古いラジオをイメージしたフォルムもいい感じ。
この製品のウェブサイトを見ても明らかなように、ターゲットはインドの中高年層というマーケティングは素晴らしい。日本人の私までまんまと引っかかってしまうほど強力な引力がある。収録されているのは、インドの懐メロ5千曲。アーティスト別、ムード別で再生できる他、年代別のヒット曲の解説付きの再生ができる。
この製品に収録されている曲については、こちらをご参照願いたい。
私自身も1台購入して、自宅で音楽を流している。
さすがSAREGAMAの製品なので選曲は素晴らしく音質も良好だ。モノクロ音源時代の曲もちゃんとステレオ効果も出していることも含めて、さすがIT大国の製品である。
ただし、コンセプトとして、この製品の形状や対象となっているクラシックな映画音楽の関係から、おそらく「次に何がかかるかわからない古いラジオの時代」があるようで、ジャンル別、アーティスト別の頭出しはできるものの、この曲を、あの歌をという具合にピンポイントで再生するようには出来ておらず、時間に余裕のある世代向けであることがよくわかる。
さて、通常の家電製品であれば、電圧の違いから「日本に持ち帰って使用できるか?」という問題が立ちはだかるが、このCARVAANはスマホやタブレットの類のようにUSBで充電するデバイスなので、日本でも普通に利用できる。
ただしこの製品のFMラジオ機能については、周波数の違いから日本の局に合わせることはできないようだ。
また、このシリーズでCARVAAN miniというモデルもあり、ひとつはクラシックなヒンディー映画ソングで、CARVAANと曲目が被らないようにセレクトされた251曲。もうひとつはカルナーティクのスップラクシュミーの曲が251曲収められている。これらもまたぜひ入手したくなる。
あまりに突然のことで言葉もない。銀幕の女神のあまりに早過ぎる死。享年54歳。招待された結婚式に出席のため、家族でドバイ滞在中であった彼女だが、昨日2月24日、急性心不全で亡くなったとのこと。
80年代のヒンディー語映画の看板役者(ヒンディー語映画初出演は70年代半ばから。南インド映画での出演は子役時代含めて60年代末から)で、90年代前半まで数々のヒット作に出演。当時からのヒンディー語映画ファンにとっては、華麗な銀幕の記憶とシュリーデーヴィーの存在はオーバーラップする。
ダンスのシーンが多数挿入される時代の役者だったが、古典舞踊の素養を身に付けた女優としては、若干の例外を除けば、彼女とマードウリー・ディクシトあたりが最終世代ということになるのではないだろうか。また、ヒンディー語映画の人気女優としては珍しいタミルナードゥの出身。
共演する機会の多かったアニル・カプールの兄で映画プロデューサーのボニー・カプールと1996年に結婚後はテレビ等への出演はあったものの映画作品への出演からは身を引いていた。
そしてEngish Vingish(2012年公開)へ出演。若かりし頃とは異なる主婦役の演技で再び好評を得て、最近もサスペンス映画Mom(2017年公開)に出ていた。
名前どおり「女神様」というイメージがぴったりだったシュリーデーヴィーは、「現世で年齢を重ねつつも老い衰えてていくことが許されない女神」としての宿命を背負っていたのかもしれない・・・というような気がしてしまう。
ご冥福をお祈りいたします