7月のことなるが、インドで「プレミア・フットサル・リーグ」が開催された。
Premier Futsal (flashscore.com)
7月15日から24日までの9日間という短い期間に、総勢6チームが2グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出。
いずれのチームも登録選手は12名で、うち3名の外国人選手を含めることができるのだが、サッカーの元ブラジル代表のロナウジーニョ、同じく元アルゼンチン代表のクレスポといったスター選手、さらにはフットサルの現役ブラジル代表のファルカンも出場するなど、非常に豪華な顔ぶれを揃えた。
各チームのメンバー構成については、こちらをご覧いただきたい。
Premier Futsal 2016: Full list of teams, players (one india)
7月17日に行われたロナウジーニョ擁するゴア対ベンガルールをYoutubeで垣間見ることができる。ロナウジーニョが5ゴールを記録したとのことだが、実に鮮やかなプレーぶりである。
Ronaldinho vs Bengaluru 2016 (Indian Futsal Premier League)
出場するスター選手中、フットサル界の大御所は前述のファルカンだけで、あとはサッカーの花形プレーヤー、ラインを割ってからのリスタートがキックインではなく、スローインであったりと、なんだかよくわからない大会ではある。フットサルというよりも、「ミニサッカー」という感じの試合運びでもあったようだ。
このあたりについては、フットサルがあまり普及していないインドであること、おそらくインドア・サッカーという切口からの人気掘り起しを狙っているのではないかと思われる。
2022年あたりには、中国を抜いて世界最大の人口大国となるインド、しかも一人っ子政策が長く続いた中国と違い、若年層が非常に厚いインドでのサッカーとフットサル普及の先行投資ということで、国外からの資金も大量に投下されているのだろう。