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カテゴリー: sports

  • ドリアンの幸せ

    ドリアンの幸せ

    宿の向かいの露店で、切身のドリアンを買う。宿入口のところに置いてあるベンチに座って食す。
    行き交う人々を眺めつつ、ドリアンを歯で、そして舌で巻き取っていると、恍惚となってしまってちょっと危ない。

    そう、実はドリアンは酔う。

    酒の酔いは、そこにいる自分を増幅させる。みんなで飲むとみんな増幅されるから場が盛り上がる。ドリアンは違う。食べると自分自身が飛んでしまうのだ。

    飛んでしまうといっても遠くに行ってしまうわけではなく、ちょっと幸せな気分で浮き上がる感じか。けっしておしゃべりになる類の酔いではないので、みんなでドリアンを食べると、みんな呆けた顔で静かになり、場が盛り上がることはない。

    それでもみんな幸せな気分になっている。これがドリアン。

  • WARRIXのショールーム

    WARRIXのショールーム




    バンコクの国立競技場に隣接するエリアにはサイアム・スタジアム・ホステルやスポーツをテーマにした洒落た複合施設がある。
    まさにこのロケーションに、サッカーやバレーボール等競技のタイ代表にユニフォーム等を供給するWarrixのショールームも入居している。





    FBTGrand Sportといった老舗と異なり、創業が2013年と歴史の大変浅い新興企業だが、その急成長ぶりは凄まじい。日本ではまだ商品を見かけたことはないのだが、すでにFリーグのバルドラール浦安のユニフォームを供給するようになっているため、「WARRIX」の名を耳にするようになる日は遠くないだろう。

    ワールドカップアジア地区予選で躍進の可能性が言われているタイだが、代表チーム応援用シャツが大量に販売されている。私が見ている間にもカップルや若い女性たちが買い求めていく。

    タイ代表レプリカシャツ(1050バーツ)と応援用シャツ(399バーツ)はデザインは同じだが生地が異なる。
    現在のタイ代表のキャッチフレーズは、「NOW or NEVER」。ぜひ期待したいところだ。

  • UAEでイスラエル国歌

    突然、インドに関係ない話題で恐縮である。

    イスラエル建国により、それまで欧州社会でしばしば差別的な扱いを受けてきたユダヤ系の人たちが自分たちこそが主人公の国を持つに至ったという側面はある。

    しかしながらこれに先立つイスラエル建国運動と合わせて、それまでアラビアの国々を始めとするイスラム教の国で、繁栄して周囲と平和に共存してきたユダヤ系市民が生まれ育った国を離れなくてはならない敵意を生じさせたとも言える。

    それはともかく強盗が家に居座って家人を追い出してそのまま暮らしているような形の「国」なので、倫理的にこういうのが存在してよいのか?とは個人的に思う。けれどもすでに強力な国家として事実上存在してしまっているため、周辺地域でエジプト以外に外交関係がないというのは、大変危険で不幸なことだ。

    今回、UAEで開催された柔道の国際大会でイスラエル選手が出場して優勝。同国で初めてイスラエル国歌が演奏されたという。

    UAEでイスラエル国歌=選手が柔道大会で優勝 (JIJI.COM)

    ごく些細なことに思えるかもしれないが、開催国の大変勇気ある英断。これが初めの一歩となり、中東の対立構造にポジティブな変化を生むことを願いたい。

    With Jews Largely Gone From Iraq, Memories Survive in Israel (HAARETZ)

  • 書籍「Musoorie And Landour」

    書籍「Musoorie And Landour」

    ヒルステーションのマスーリーとランドールについて書かれた本。成り立ちから独立時に至るまでの歴史、ここを舞台に起きた出来事、ここに出入りした人々などについてもいろいろ綴られている。
    このヒルステーションを拓いたとされる英国出身の軍人と彼自身が彼が初代会長を務めたクラブ、故国を追われたアフガンの王族、英国に滅ぼされたスィク王国最後の王(5歳で即位し、11歳で廃位させられたドゥリープ・スィン)の幽閉先、果てまた平地の暑季を逃れて避暑のために逗留した英国人のご婦人と植民地軍の将兵の色恋沙汰、世界大戦期に欧州へ渡るリスクを避けてマスーリーに集った様々な藩王国の王族たちの憂鬱(英国により定められた各藩王国の「号砲数」により、格付けが歴然としているので、イーブンな関係ではない)、マスーリーで勢力的にビジネスを展開した英国出身の商売人たち等々。
    植民地期のヒルステーション社会の日常を考えるうえで、非常に示唆に富む一冊であった。

    書名:MUSSOORIE AND LANDOUR
    著者:VIRGIL MIEDEMA & STEPHANIE SPAID MIEDEMA
    出版社:Rupa Publications India Pvt. Ltd.
    ISBN 978-81-291-2434-0

  • PUMA COPA TOREROS 2018

    3月30日から4/1にかけて、静岡県御殿場市にてPUMA COPA TOREROS 2018のU-12の大会が開催される。海外の強豪クラブやJリーグのジュニアのチームが多数参加するが、2016年から3年連続でネパールのU12代表がエントリーしている。
    3月28日に東京都内で地元サッカーチームとの練習試合を実施する予定であったが、飛行機の関係で来日が遅れ、この日の午後に到着のため中止となっている。大会前に調整できるのは開幕前日の3月29日のみとなってしまったが、ネパールから遠路はるばるやってきたサッカー少年たちの健闘を祈りたい。

    PUMA COPA TOREROS 2018公式サイト

  • チベット代表サッカーチームが大善戦

    チベット代表サッカーチームが大善戦

    スィッキム州都ガントクで、12のクラブがエントリーするSikkim Governors’ Gold Cup football tournament 2017が開催されている。初戦でパンジャーブ州のCRPF Jalandharを6-5で振り切り、勢いに乗るチベット代表(大会にはRoyal Tibetan NSAという「クラブ」としてエントリー)は、本日、インドを代表する名門クラブチームのひとつ、モーハンバガーンA.C.と対戦。

    同クラブは1889年の創立。インドで現存する最古のサッカークラブだが、おそらくアジアでも最も歴史のあるクラブということになるだろう。

    インドサッカー界のレジェンド、バイチュン・ブーティヤーも在籍したことがあり、元アルビレックス新潟の末岡も引退前には、ここでプレーしていた。同じくカルカッタを本拠地とするイーストベンガルF.C.とのマッチは、「カルカッタダービー」として、多くのファンを集める。

    そんな強豪を相手に、チベット代表は90分もの間、相手に自陣ゴールを割らせなかったが、ついに試合終了直前に得点を許した。しかしそれでも0-1という大善戦だ。Iリーグのプロ、しかもインドのサッカーを牽引してきた伝統あるビッグネームを相手に、インド全国に散らばるサッカー好きで元気な亡命チベット人のお兄ちゃんたちが、「よもや?」を演じたとは嬉しい限りだ。

    試合開始後、90分でようやく得点して勝ったモーハンバガーン。まさかチベット代表を相手にヒヤヒヤしながらのゲーム展開となるとは想像もしていなかっったことだろう。

    2018年には、FIFAとは縁もゆかりもない別団体の主催による、国連加盟していない事実上の国・地域の代表が出場する「ワールドカップ」がロンドンで開催されるが、チベット代表はこれにエントリーすることになっている。ひょっとすると「クルディスターン」との対戦もあるかもしれない。

    今後ともチベット代表から目が離せない。

  • コールハープル散策 2 クシティー道場見学

    コールハープル散策 2 クシティー道場見学

    Shah New Motibagh Talim

    旧王宮エリアにあるシャーハ・ニュー・モーティーバーグ・ターリームという、インド式レスリング(クシティー)の道場を見学した。

    ここには、普段見かけることのない、すさまじく筋骨たくましい男たちが出入りしている。午後3時ごろに来てみると、何か練習をしている雰囲気はなかったので尋ねてみると、午後4時からとのこと。場内は撮影出来なかったが、小学生くらいの子供たちから、ゴリラみたいな巨漢たちまで、総勢100人が稽古している。

    午後の練習は午後4時からで、最初に登場するのはゴリラたち、いやレスラーというか、力士といったほうがピッタリくる。全盛期のシュワルツェネッガーもかくや、というような凄いゴリラたち、いや失礼、フンドシ姿の力士たちの取り組みは実に迫力満点。

    取り組みの途中で相手に土をかけてやったり、周りで控えている者がかけたりする。これは滑り止めの意味があるようだ。それにしても汗と土で文字通り泥んこになっての激しい稽古だ。しかも取り組みが延々と長く続く。

    屋根の付いたマスの外には、トレーニングのため登るための綱、何に使われていたのかわからない巨大なタイヤ(バスやトラックのものよりも大きい)があり、たぶんイランでも使われているボウリングのピンのような形のものもあるのだろう。

    泥だらけのいかつい男たちが湯気をたてながら格闘する様子に、やはり相撲部屋を連想してしまうのである。

    時間最後のほうになると、それまでマスの外で見学していた子供たちが取り組みをする時間となる。小学校高学年くらいになると、いろいろな技も繰り出すので、これもまた面白かった。

    ただ気になるのは、四方をコンクリートで囲まれたマスの中(柔らかい土が敷き詰められている)で取り組みがあるのだが、隅に近いほうで技をかけたら、衝突して大怪我をしないのか?というところだ。

    あるいは、そのあたりの空間感覚、距離感覚は体得しているので問題ないのだろうか。

  • チャンダギー・ラーム・アカーラー

    デリー在住の幾人かのインド人たちに尋ねてみると、やはりデリーにも幾つか超名門とされるアカーラー(道場)があるとのこと。どのアカーラーもそうなのかは知らないが、そうしたところでは、ペヘルワーン(力士)たちは仕事を持たずに専業でやっているらしい。ちょうど相撲部屋のようなものか。

    デリー以外の州からやってきている人たちも多いとのことだが、とりわけパンジャーブやハリヤーナーといった地理的に隣接して体格に優れる人が多いところからの入門者が少なくないとのこと。普通、アカーラーの創設者は伝説的なまでに強かったペヘルワーンであるようだが、大企業が資金をサポートしているところもあるらしい。

    そんな有名どころのひとつ、チャンダギー・ラーム・アカーラーに夕方出かけてみた。
    着いたときにはすでに稽古の時間が終了していて残念。稽古は午前7時からと午後5時からだそうだ。

    山のように大きく、猛虎のようなというか、バイソンみたいというか、まあそんな感じの体格をしたペヘルワーンがいたので少し話してみることはできた。クシティーという競技があることは知っていても、これまでまったく接点もなかった。稽古を見物してみたいし、ましてや真剣勝負の大会を観戦する機会があれば、ぜひ出かけてみたいものだ。

    中には女性の姿もあり、トレーニングスーツを着ていても、物凄い筋肉の持ち主であることがそのシルエットから一目で判る。このアカーラーは、女性の力士たちの養成にも力を入れていることで知られている。

    Chandgi Ram Akhara promoting women wrestling since 40 years (dnaindia.com)

    ここでは、50〜60人くらい合宿生活しているとのこと。もっと大勢のペヘルワーンたちが在籍していた時期もあるとのことだが、今は少し人数が減っているとも、

    次の機会を見つけて、このアカーラーを再訪するとともに、デリーでナンバルワンと言われるグルー・ハヌマーン・アカーラーもここから遠くないので見学してみたいと思う。

  • カトマンズのTHE NORTH FACE

    カトマンズのTHE NORTH FACE

    ネパールでは「ノースフェイス」の中国製ニセモノが大量に出回っており、見た目からしてずいぶんチャチな安物を沢山見かけるが、カトマンズのタメルには正規のショップが2軒、ほぼ隣り合って出店している。

    もちろん、ちゃんとした本物でそれなりの価格の値札が付いているのだが、他国で購入するよりも、かなりお得な値段なので、冬用の上着を買った。

    ノースフェイスのショップ

    民芸品の類はまったく興味のない私だが、ネパール関係の書籍に加えて、「ノースフェイス」はカトマンズを訪れたならば、マストな購入アイテムであると感じる。

    この並びには、他にもMarmot等、国際的に有名なアウトドアブランドのショップがいくつか軒を連ねているので、比較検討してもいいだろう。どの店も品揃えの面でも申し分ない。

    ちゃんとしたアウトドアブランドを購入するにはもってこいの場所

    韓国発で、日本ではまだほとんど知られていない「BLACK YAK」の店もあり、これもなかなかいい感じであった。

  • パティヤーラー3

    パティヤーラー3

    ブーピンダル・スィン

    19世紀初頭にパティヤーラー藩王国の王位に就いたブーピンダル・スィン。46歳で逝去するまでに、国際連盟インド代表、円卓会議のメンバーなどを歴任した。現在も営業しているパティヤーラー銀行の設立者でもあり、現在はデリーの鉄道博物館で車両を見ることができるパティヤーラー・モノレールの創設者でもあった開明的な君主。

    インド代表クリケットチームをキャプテンとして率いたことから、Captain Sahibとして現在も広く記憶されている。彼の孫で、現在国民会議派の議員で、州首相を務めたこともあるアムリンダル・スィンも同様にCaptain Sahibと呼ばれるが、彼は軍人としてパキスタンとの戦争を戦った経験があり、当時の軍での階級がCaptain(大尉)であったことによる。

    大変な功績があった人でありながらも、現在、人々の間で共有されるプーピンダル・スィン伝説は、これとは違った側面らしい。

    それは「絶倫王」だ。

    10名と言われる正妻以外に25名とも言われる側室を持ち、判っているだけでも80名ほどの子供をもうけている。王というものは、スポーツ新聞ネタになるような部分でも、常人の域を大きく凌駕してこそ、人々に長く記憶されるものなのだろう。

    ブーピンダル・スィンの像

    〈続く〉

  • インドのPremier Futsal League

    7月のことなるが、インドで「プレミア・フットサル・リーグ」が開催された。

    Premier Futsal (flashscore.com)

    7月15日から24日までの9日間という短い期間に、総勢6チームが2グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出。

    いずれのチームも登録選手は12名で、うち3名の外国人選手を含めることができるのだが、サッカーの元ブラジル代表のロナウジーニョ、同じく元アルゼンチン代表のクレスポといったスター選手、さらにはフットサルの現役ブラジル代表のファルカンも出場するなど、非常に豪華な顔ぶれを揃えた。

    各チームのメンバー構成については、こちらをご覧いただきたい。

    Premier Futsal 2016: Full list of teams, players (one india)

    7月17日に行われたロナウジーニョ擁するゴア対ベンガルールをYoutubeで垣間見ることができる。ロナウジーニョが5ゴールを記録したとのことだが、実に鮮やかなプレーぶりである。

    Ronaldinho vs Bengaluru 2016 (Indian Futsal Premier League)

    出場するスター選手中、フットサル界の大御所は前述のファルカンだけで、あとはサッカーの花形プレーヤー、ラインを割ってからのリスタートがキックインではなく、スローインであったりと、なんだかよくわからない大会ではある。フットサルというよりも、「ミニサッカー」という感じの試合運びでもあったようだ。

    このあたりについては、フットサルがあまり普及していないインドであること、おそらくインドア・サッカーという切口からの人気掘り起しを狙っているのではないかと思われる。

    2022年あたりには、中国を抜いて世界最大の人口大国となるインド、しかも一人っ子政策が長く続いた中国と違い、若年層が非常に厚いインドでのサッカーとフットサル普及の先行投資ということで、国外からの資金も大量に投下されているのだろう。

  • タイ・プレミアリーグ観戦

    タイ・プレミアリーグ観戦

    タイ・プレミアリーグ観戦

    バンコクに来たからには、タイ・プレミアリーグを観戦したかった。タイNo.1クラブのブリラーム・ユナイテッドFC、あるいはバンコク郊外のノンタブリーを本拠地とするムアントン・ユナイテッドFCのゲームを観たかった。

    どちらもAFCでは、Jから出場するチームに匹敵する結果を出すようになっており、代表レベルでは、日本に大きく水をあけられているものの、クラブチームベースでは、Jリーグのトップとタイ・プレミアリーグのトップの差は無くなってしまっているのが現状だ。

    Jリーグで解雇された選手が、タイ・プレミアリーグで再挑戦する例は多いが、逆にタイで活躍した日本人選手が、Jリーグのクラブに呼び戻された例もある。

    Jリーグは、試合の放映権のタイにおける販売を広げることを画策しており、そのためにリーグ傘下のクラブにタイの代表クラスの選手の獲得してもらうことを狙っているものの、そのレベルの選手の年俸は急騰しており、各クラブにおいても貴重な外国人枠を使うということもあり、なかなか実現に至っていない。

    しかしながら、短い滞在なので、その日に行われているゲームに出かけるしかない。幸いなことに、この日には先述のブリラーム・ユナイテッドFC、ムアントン・ユナイテッドFCと並ぶ、タイの強豪御三家のひとつ、チョンブリーFCのゲームが、バンコクのタイ・アーミー・スポーツ・スタジアムで開催されることが判った。その名の示すとおり、陸軍が所有する競技場らしい。

    チョンブリーの相手は、このスタジアムを本拠地とするアーミー・ユナイテッドFC。陸軍サッカー部を前身とするタイ最古の名門クラブだ。

    試合開始前にスタジアム外が集うアーミー・ユナイテッドFCサポーターたち

    スタジアム内にあるアーミー・ユナイテッドFCのショップ

    ところで、タイでは「ユナイテッド」という名前が好まれているようで、タイ・プレミアリーグ1st ディヴィジョン18チームのうち、半数近くに「なんとかユナイテッド」という名前が付けられている。

    優れたタレントを揃えた強豪御三家の一角、圧倒的なボールポゼッションと多彩な仕掛けで魅せてくれる前者と鋭いカウンターが持ち味の後者という、対照的なクラブの対戦で、なかなか面白かった。結果は2-0でチョンブリーの勝ち。出場しているのは、どれも私の知らない選手であるため、もっとよく楽しむためには、事前の予習が必要であった。

    ボールポゼッションのブリラーム、カウンター攻撃のアーミー・ユナイテッドのゲーム進行中

    リーグでの成績は中くらいとはいえ、首都のクラブのゲームなので、それなりに観客の入りも良いのではないかと予想していたが、収容人数2万人という小ぶりなスタジアムがガラガラの状態で、いまひとつ盛り上がりには欠けていた。

    ゴールに沸くチョンブリーFCサポーターたち

    それでも、タイ・プレミアリーグの雰囲気に触れることが出来たことで、それなりに満足した晩であった。