インドと言えばラム!

例の鉄格子の酒屋さんで「オススメのを」と言ったら出てきたのがこれ。紅茶じゃないけどまさに「アープ・キー・パサンド」である。

名前もラベルもカッコいい。どうせ大衆酒なのだからタイトルは大袈裟だったり勇ましかったりするほうがいい。

夕方の酒屋さんは大賑わいで大きなリュックに信じられないほどの量のボトルを入れて店を後にする人も。

街なかはいいんだけれども気になるのは街道沿いで結構見かける酒屋さんの存在。飲酒運転を助長するかのようで感心しない。

映画でも運転しながらウイスキーのボトルを煽るような無茶苦茶なシーンが見られることもしばしばある。インドで上映する映画は日本での映倫みたいな機関が検閲しているにもかかわらず。

ニューデリー駅前の食堂にて

「印鉄聖地 レーワーリー」から各駅停車でニューデリーに戻った。

こちらは駅前の食堂。魚アイテムがいろいろあり、店内にはベンガル語、オリヤー語なども書かれているので、東部のお客さんをメインのターゲットとしているのだろう。

インドのそうした地方の魚料理もまた美味しいものだ。とても食欲がわいてくる。

レーワーリーへ

ラージプート建築を模したアジメール・ジャンクション駅。インドの古い駅舎は趣きがある。

本日はシャターブディー・エクスプレスに乗車。始発駅なので出発よりかなり早く前から乗り込んでゆったり出来るのが良い。エアコンが始動したので、まもなく冷え冷えになりそうだ。

車内の軽食サービス。これとは別に時間になると食事が出る。

インドの鉄道(植民地時代は国鉄はなく、いくつもの鉄道会社が管轄地域で運行)で最初の空調車両導入は、なんと1930年代。ボンベイのバラード埠頭駅からペーシャーワルを結んだ当時の「フロンティア・メイル」(現在はアムリトサル駅が終着となっている「ゴールデンテンプル・メイル」)の一等車両でのこと。当時は大量の氷で車内空気を冷やしたとのこと。どの程度の効きだったのかは知りませんが、ずいぶん贅沢な話だ。

当時、この列車の発車は英国からやってくる定期船の到着とリンクしており、バラード埠頭で下船した人たちがそのまま隣接する駅から乗車できるようになっていたとのこと。このフロンティア・メイルは当時のエクスプレスのなかでも走行優先度が最上位クラスのものであったため、よほどの悪天候や事故でもない限り、終点のアムリトサルまでほぼ遅れなしで走行したと聞く。

アジメールに来るときに利用したのはシャターブディーと同じく走行優先順位最上位クラスのジャン(大衆)・シャターブディーだった。比較的新しく設定されたエクスプレスで、全車両空調クラスのシャターブディーと異なり、夜行の「ガリーブ・ラト」と同様に、このジャン(大衆)・シャターブディーは基本ノンACで1両のみ例外的にエアコンクラスが連結している。先日私が乗車したのはそのエアコンクラス。「大衆」のほうではエアコンクラスであっても通常のエクスプレス同様、食事の提供はない。

近年のインド国鉄の新設エクスプレスの特徴として、「ヴァンデー・バーラト」のような専用車両による高速列車の導入と区間拡大に先行して、大衆クラス主体ながらも優先順位の高いエクスプレスが増えたことも挙げられる。ひもころに較べると、かなり目配りの効いた旅客運輸サービスを提供していると言えるだろう。

汽車旅は日没後は車窓の景色が見えないので、退屈極まりなくなる。そうこうしているうちに先ほどはアルワルに停車。本日の目的地レーワーリーまでは、あとひと駅。

シャターブディーエクスプレスでは車内食の時間だったが、周囲には必ず食事を断る人たちがいる。それでいて、お湯を注ぐだけで出来上がるカップラーメン的なカップ入りウプマを別途お金払って注文していたりする。それならばチケットに込みの食事を食べればいいのに、なんかもったいない話だ。

まあ、今は豊かな時代になったし、シャターブディーに乗る人たちは裕福なので、要らないものは要らないのだろう。確かにシャターブディーの車内食はおいしくはないのだけれども。

そしてレーワーリー到着。

本日、ハリヤーナー州のレーワーリー東口駅前宿泊中。駅出口から徒歩1分という大変便利な場所にある。

レイクビュー

朝食を食べようと出かけたのだが、どうやら入る店を間違えたらしい。「レイクビュー」という名前に惹かれて入ってみたのだが。

古いハヴェーリーの屋上にあり、眼下の湖やガートはもちろん、プシュカルを見渡せる位置にある。サヴィトリー・マーターの山もその向こうに見える。前日登ったときには近くに感じたが、こうして見るとけっこう距離がある。  

しばらくすると注文していないパンケーキが出てきた。よく見ると何やらフィリングが入っているので、どうやら私が頼んだ「アールー・パラーター」のつもりらしい。

こういう店では「サンドイッチ」「トースト」にしておいたほうが良かったらしい。

手を伸ばしてみたが、たぶんロクに調理をしたことのない男が「たしかウチの母はこんな感じでやっていた気がする」というおぼろげな記憶で手を動かしたのだろう。

超厚焼き、生焼け、なぜかターメリックを「これでもか!」とブチ込んでオレンジ色に近くなったジャガイモとタマネギのフィリング。ターメリックの臭いが鼻を刺激してくしゃみが出そうだ。

一等地にあるのに、食事どきにお客がひとりもいない食事処にはワケがある・・・らしい。

それでもここからの眺めは素晴らしい。ガートからの喧騒を耳にしながら、このひとときをしばし楽しみたく、チャーイのお代わりを注文する。

ジャムーンが好きだ

暑い時期に美味しいジャムーン。亜大陸で最も好きな果物。渋みとほのかな甘さがたまらなく良い。

そのまま洗って食べるので、地べたにムシロを広げて売ってると買う気がしないし、買ったその日に食べないと萎れてダメになってしまうし、とにかく繊細な果物。

マンゴーよりもスイカよりもとにかくこれが好きなのだ。