備えあれば・・・

 10月8日にパキスタン北部およびインドのカシミール地方の一部に大きな被害をおよぼした大地震。当然のことながら建物のありかたについて反省する声もある。
 インドの一部マスコミでは、日本の建物の多くが耐震・免震構造になっているかのように書かれているものも見かけたが、やはりインドひいては南アジア全域に共通する家屋や商業ビルその他の建築方法についての疑問が提示されているようで、インディアトゥデイ誌10月26日号にもそうした記事が掲載されており、「家屋が崩れるメカニズム」についてイラスト入りで解説してあった。簡単にいえば地震の大きな揺れのため、壁が外側へと引っ張られて倒れこむとともに、天井が落ち込んで崩壊するということだ。

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GR-DIGITAL

 なんだかインドらしくない内容で恐縮だが、先日この新しいカメラについて書いてみたので、実物を手にしてみて感じたことについても触れておくべきだと思った。
 すでに購入したが、感想は◎である。デザインも手に取ってみたときの質感も悪くないと思う。小さなボディの中にさまざまなメカがギッシリ詰まっている感じがしてなかなか好感が持てる。
・・・とはいえ、カメラなんて写真を撮るための道具なので、見てくれはさほど重要ではない。実際に使用してみた印象はどうかといえば、これがまた良好なのである。

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インドで持ち歩きたいGR-D

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 以前「インドでこんなカメラが欲しい」と題して取り上げたリコーのデジタルカメラGR-D。いよいよ10月21日(金)に発売である。
 新しいカメラが発売されるだけで、また何を騒いでいるのかと思われるかもしれないが、これは「インドを撮るのにちょうどいい」と思われるからだ。
 写真を撮るのは好きだが、旅先でボディやレンズその他重い機材を持ち歩くのは嫌いだ。道具に振り回されるのも癪である。出かける目的が撮影そのもの、という人はそれで幸せかもしれない。私は五感でいろいろ感じる機会や気分が削がれてしまうのはご免だ。荷物が重くなる分、旅をするのが辛くなる。そのくせいい写真を撮りたい、扱いが楽しいカメラがいいけど非現実的な価格では困る、などといった欲求は尽きることがない。
 旅先以外の日常でもそうだ。特にこれといった用もないのに、重たい一眼レフをカバンに放り込んで歩くような体力も気力も持ち合わせていない。かといってただの「押すだけカメラ」では退屈極まりない。こうした身勝手な要求にうまく折り合いをつけてくれるカメラはそう無いものなのだ。
 GRシリーズのポイントは画質重視の単焦点レンズであること、高性能ながらも手のひらに収まるほど小ぶりであることだ。写りが抜群に良く、いつでもどこでも持ち歩けて、必要とあればすぐに取り出してシャッターを切ることができる。大きなカメラと違って被写体が人間でも相手を圧迫することもない。撮るほうも撮られるほうにもまったく負担にならないカメラである。そのデジタル版なのだから大いに期待したい。

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スリランカフェスティバル

 10月16日、代々木公園で開かれたスリランカフェスティバルを訪れてみた。好天に恵まれた同フェスティバル第一日目の昨日と違い、二日目にして最終日の本日はあいにく朝から雨。
 食事でもしようと昼ごろ到着してみると、雨がやや強く降りだしたところだった。スリランカのポップスター(?)が熱唱するステージの前にはほとんど誰もいない。なかなかいいノドをしているのにこれでは気の毒だ。何しろ天気が悪すぎる。
 スリランカ紅茶局のブースでは、「もうお客ほとんど来ないだろう」と見切ってか、豪華化粧箱入りの四種類の紅茶(40包も入っており、とてもタダで配る試供品とは思えない。太っ腹である)を、来場者たちに手当たり次第配り始めたほどである。
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紅茶の休日

 10月最初の週末は、代々木公園で「ナマステ・インディア2005」が開催されたが、15日、16日は同じ場所で「スリランカフェスティバル」が行なわれる。
 おいしい紅茶をすすり、旨い料理を口に運びながら「南アジア」な休日を過ごしてみるのはどうだろうか。いつものことながら、休日には人出が多い代々木公園。こうした催しが開かれることさえ知らなくても何やら賑やかな音とともに人だかりがしているのを見て、人々が続々と集まってくることだろう。
 いまは最も気候の良い時期のはずだが、週末の天気はどうもいまひとつらしい。お出かけの際にはカサをお忘れなく。