今どきはワーラーナスィーのガートでは、更衣室が用意されている。もっと昔からあればよかったのだが、現在はいくつもそうしたものがあるのは幸いなことである。ちょうど日本の海水浴場の簡易更衣室のような具合だ。


今どきはワーラーナスィーのガートでは、更衣室が用意されている。もっと昔からあればよかったのだが、現在はいくつもそうしたものがあるのは幸いなことである。ちょうど日本の海水浴場の簡易更衣室のような具合だ。


マニカルニカーガートからしばらく上がると、素性の良さそうな洒落たお寺があった。
ビハールの人が寄進した寺とのことで、建てたのはまだ100年ほど前とのこと。お寺と植民地建築が合体したかのようで、背丈の高さの部分はいかにもお寺だが、上階は往時に流行った印洋折衷のハヴェーリーにしか見えない。
不思議なお寺があるものだ。ここでは祭司としての若い見習いの者たちもいたが、お坊さんになるにも、小洒落たところに住むことが出来るのは、なかなかいいなぁと思う。





旧市街の路地で学生たちが、モデルの女性を伝統的な扉の前に座らせて写真を撮影していた。こういう場所は素晴らしく映える。


路地裏から「イチ、ニー、サン、ㇱ」という声が聞こえてきた。空手教室でこどもたちが習っている。こういうところで日本の文化に関心を持ってくれている人たちがいるのはうれしい。


渋い茶葉の店があった。茶葉は要らないけど、赤い「TEA」と書かれた缶が欲しくなる。年季の入りぶりは、さすが「私で4代目」という店主の自信にもあらわれている。

祠マニアには嬉しいバナーラスの街角だが、扉マニアにも嬉しいバナーラスの街角である。いずれも面白い造形が見られるとともに、仏教系のものがないことをのぞけばカトマンズをほうふつさせるものがある。



バナーラスは世界遺産にふさわしいと思う。2021に登録申請がなされているが、どうなるのか。世界遺産に登録されると、いろいろ面倒な事はあるが。たとえ登録されなくてもバナーラスの旧市街は、すでに素晴らしい世界的な遺産である。
全行程4,188km、59駅を巡る80時間近い「DBRG VIVEK EXP」による汽車旅。これがインド最長らしい。最南端のカニャクマリから東海岸部を経て、ベンガルからアッサムのディブルーガルまで。
昔々にトリバンドラムからデリーのニザームッディーンまでの汽車に乗ったことがあったが、あれとて50時間くらいだった。
冬季に乗るととりわけ楽しそうだ。常夏の南インドから涼しい中部インド、さらに北上すると霧の出る冬らしい寒さとなり、街なかにバーザールとともに存在する茶園という稀有な眺めのディブルーガルで終点。気候や風景の変化が感じられて面白いだろう。
しかしあまりに長過ぎる。足掛け4日間の列車内で過ごすというのはちょっと大変。この列車の起点から乗車して終点まで行くという乗客はどれほどいるのだろうか。
景色を楽しむにはノンACのスリーパーが良いが、暑さ寒さからは逃れられない。また混雑区間では予約はあったもないような具合に。さりとてこうしたエクスプレスのAC車両はたいていスモークガラスになり、ガラス自体も汚れてよく見えないため景色はあまり楽しめない。悩ましいところである。
ひとつ良いことを思いついた。毎日運航している列車なので、降りた場所から再開できる。列車の行程表をみると、路線上に面白そうなところがたくさんある。この列車が通るルートそのものを旅程として、同じ列車の途中下車を繰り返して移動する「22503 DBRG VIVEK EXP沿線旅行」というのはどうだろうか。


ジャムーン売りがいた。インドの果物ではこれが一番好きだ。
しかし大変足の早い果物で、買ったその日に食べないと、ブヨブヨ、シワシワになり、とても食べられなくなる。
売り手には「ちょっとそこで用事を済ませてからまた来るね」と言ってそこを離れたのだが、しばらく路地歩きをして戻ると、そこにはすでにいなかった。どうやら売り手も足が早いらしい。
(内容は雨季の時期のものです。)