朝早く発って日帰りしたりする予定があるため、駅前のけっこうアップマーケットなホテルに投宿した。
駅前と言っても、実質は駅舎に併設しているようなものなので、一番近い売店は駅構内。そんなわけで水だの新聞だのアイスだのと買いに行くので、顔見知りになる売り手さんも出てくる。普通、駅のお客は一見さんだけだし、明らかに顔立ちの違う私はすぐに覚えてもらえる。
駅構内の飲食・日曜品関係の売店は24時間年中無休。だいたいみんなシフトで働いているので、時間帯によって店の人が違うのだが、そんななかで小さな売店でいつも同じおじさんがいる店がある。いつ寝ているのか、帰る家はあるのか、交代する相手は本当にいないのか、ちょっと気になる。
「実質は駅に併設しているようなもの」と書いたが、まさにそれがゆえに駅の構内放送も聞こえてくるのが鉄道好きには楽しい。私は寝るときに騒音はあまり気にならないほうなので、そうしたものを耳にしながら眠りに落ちていくのは実に心地が良い。
ホテルのすぐ脇に駅の階段
