2017年のマレーシアホテル

建物外側に取り付けられた斬新な感じの飾りを除けば、外観は昔ながらの佇まい。

かつてバンコクのマレーシアホテルといえば、大変いかがわしいムードが漂っていたものだ。1970年代、帰休の際にタイを訪れるベトナム戦争従軍中の米兵たちの利用が多かったことに由来する、男性の歓楽地としての伝統(?)みたいなものを引きずっていた。1990年代に入ってからも、そんな感じであった。

1階ロビーや併設されたカフェあたりには、「いかにも!」という感じの女性たちがたむろしていて、出入りする人たちに流し目を送っていたものだ。バンコクを幾度か訪れたことがある方ならば、ちょうど現在のナーナー・ホテルのような具合と言えば理解してもらえることだろう。

さて、そのマレーシアホテルだが、近年は大胆に路線変更して健全なファミリー向けのホテルに生まれ変わったという話を耳にしていたので、実際に宿泊してみた。聞いていたとおり、そういう過去を感じさせる片鱗さえまったく見当たらない落ち着いた雰囲気になっている。

経営者が代替わりしたか、所有者が他者に売却でもしたのだろうか。現在の客層は西洋人の親子連れや中高年カップルが多いようだ。建物の造りや室内外の設備はさすがに古くなっているが、キレイに改装してあるため快適に過ごすことができる。

このエリアは、旅行者ゾーンとして賑わっていたものだが、これまたそういうムードではなくなっている。界隈に沢山あったゲストハウス、旅行代理店はほとんどなくなっており、シーロムのオフィス街が徒歩圏内にある都心の住宅地といった風情だ。

旅行者相手の宿や店が姿を消しているが、空き家になっているわけではなく、普通の家屋や住宅地の商店に入れ替わっているため、寂れた感じではない。

カオサンやスクムヴィットの宿に宿泊するよりも、ずいぶん静かに過ごすことができるし、ラーマ4世通りやMRTのSilom駅やKhlong Toei駅にも近くて便利だ。繁華街に宿泊しなくてはならない特段の理由がなければ、便利な都心で閑静な環境にある2017年のマレーシアホテルは、なかなか好印象であった。

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Sri Mariamman Temple

バンコクのシーロムにある有名な南インド系寺院。またの名をワット・ケーク(インド寺)。1860年代にタミル系の人たちによって建てられたもの。

ヒンドゥー教の裾野と仏教のそれは重なる部分があり、テラワダ仏教のタイだが、信仰の周縁部には、ヒンドゥーの神々の存在感もあることから、タイ人の参拝者でごった返している。
この界隈には神具屋が多い。

その中のひとつに入ってみると、インド人のお爺さんがおり、9年前からここで働いているという。立派な風采なので、てっきり店主かと思ったが、タイ人オーナーが経営する店で、彼は雇われているだけのようだ。名前からしてブラフマンなので、いかにも神具屋にはピッタリという感じだ。

UP州のゴーラクプルから来ているとのことで、バンコクでは近くにある北インド系寺院に起居しているそうだ。何代も続くインド系社会というインフラがあるので、こうした新規の移民が定着する隙間というか、懐の深さがあるのだろう。

どういうヴィザで来ていて、月にいくら位稼いでいるのか、ちょっと関心のあるところだが、まさか初対面の人にそんなことを尋ねるのは気が引ける。

インド人は、けっこうそんなことを外国人にズケズケと質問してくるのだが・・・。

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サダルストリートのブルースカイカフェの謎

年始にちょこっとカルカッタを訪れたときの写真。何十年もあんまり変わらないたたずまいだ。ひどく不味いわけではないが、さりとて何か旨いものがあるわけではまったくない。早朝から開いているのはここだけ(及び向かいの似たような店)しかないので、やむなく利用したりする。

お客は欧米や日本などからの安旅行者と、界隈からバングラデシュからの直行バスが発着するため、バングラデシュ人客が多い。

いつ無くなっても不思議ではない没個性なダメ食堂ではあるが、なぜかそれなりに繁盛して、店舗内だけではなく、近隣のゲストハウスでルームサービスを頼むと、ここから宿まで運ばれ、宿のボーイが客室に持っていくようになっている。

キッチンを持たない安宿と客室を持たない安食堂の持ちつ持たれつの関係があるが、ちょうど安宿街の真ん中に位置しているため、便利なロケーションであることに加えて、朝早くから夜遅くまで開いているという、この通りでおそらく最も長い営業時間が幸いしているのかもしれない。

さりとて、この店が繁盛する理由など何もないように思われるのは、近年界隈でいくつかキレイな店が出来ているからだ。だが不思議なことに、そういうちょっといい感じの店は、次に行くと無くなっていたりするのに、こんなブルースカイカフェ如きが永遠不滅なのはなぜだろうか?

ミニマムなコスト、最低限の努力?で最大限の利益を得て長続きしているとすれば、ここのオヤヂは経営の神様かもしれない。もっとも、界隈にあるオンボロ宿、モダンロッジやホテルパラゴンも最低限の投資でずいぶん長く続いているので、彼らは天才経営者?なのかもしれない。

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ムンバイーの大雨

モンスーンも終わりに近づいているが、本日のムンバイーはかなり激しい豪雨に見舞われている。ちょうど高潮の時間帯とも重なったことから、かなり心配されたらしい。
インターネットでも放送しているニュースチャンネルNDTV Indiaの中継で見たのだが、交通も遮断されて、大変だったようだ。
元々は七つの島であったところが埋め立てられて、半島の形をした都市となったムンバイー。河らしい河はないのだが、排水が良くないため、大雨には弱い。
現在は大雨のピークは過ぎたように伝えられているものの、今後数日間、大気は非常に不安定とのことで、これからムンバイーに向かう方はくれぐれもご用心を。
Mumbai rain: Heavy showers lash city (NDTV)

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ガジェット類の充電コンセント

とかく今どきはデジカメ、スマホやタブレット等々、宿の部屋に戻ってから充電しなくてはならないものがいろいろある。
いっぽう、その需要に応えて部屋の充電環境が向上したということもないので、USB機器接続コンセントで複数の機器に繋ぐことができるものを携行したり、ひとつのタップから複数機器に繋ぐことができる器具を持参したりすることになる。
タイで利用した真新しいゲストハウスでは、こんなものが用意されており、なかなか良いサービスだと感じるとともに、こういう感じでもっとコンパクトになったものがあったら、旅行の際に荷物に放り込んでおくと重宝するだろうと思った。

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