新型パソコン@10,000RS

 インド発の新しいPCの流れが生まれる予感(?)がする。このほどバンガロールのエンコア・ソフトウェア社は、リナックスのOSを搭載した1万ルピー(約2万4千円)で購入できる低価格パソコンを発表した。これまでパソコンの購買層として想定されていない人々をターゲットにする製品だ。
 開発関係者によれば、一般ユーザーの必要以上に多機能にして高性能なパソコンは「西洋の使い捨て文化の象徴」だといい、マイクロソフトのウインドウズとインテルのCPUによる、いわゆるウィンテル支配の呪縛からの解放さえも目指す意欲作とのことで、これまでになかった新しいPC環境創造への意欲が感じられる。
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タイからインド、インドからタイへ

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 中国と同じく世界の成長センターとして、また巨大市場として注目されているインドだが、このほどタイ・サミット・オートパーツ工業が地元企業ジャイ・バーラト・マールティと合弁で操業を開始することにより、タイ企業として初のインド進出を果たした
 タイの自動車産業は「アジアのデトロイトを目指す」とまで言われるほど、同国の重要な位置を占めている。この業界に車両のパーツ等を供給する最大手メーカー、タイ・サミット・グループと地元インドのJBMグループが2003年11月に結ばれた両社間の合意にもとづき準備を進めてきたもので、デリー郊外のグルガオンに建設された工場における四輪車と二輪車の部品の製造をスタートさせた。
 一方、インド企業も将来のグローバル・プレーヤーの仲間入り視野に入れて、このタイ・サミット・オートパーツ工業を足がかりにタイ進出を狙っている。それはチェンナイに本拠地を置くアショク・レイランドだ。 バスやトラックなどのメーカーとしては、昨年大宇自動車の大型商用車部門を買収し韓国進出を果たしたタタ・モータースに次いで、インド第二位。こちらは東南アジア市場を狙い、日韓その他の一流メーカーがしのぎを削る激戦区に果敢にも挑戦しようとしている。
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タタ同様、アショク・レイランドも様々な軍用車両を製造しており、今後インドの自動車メーカーによる車両の引き合いは、民需に限ったものではないのかもしれない。
 今後、自動車産業の分野でも世界各地でインドブランドの存在感が増していくのだろう。

進歩は人々を幸せにするのか?

 アダムとイブが禁断の果実を口にして楽園を追われて以来、「労働」とは神が人類に与えた最大にして永遠の罰なのだという。英語のLABOURの語源をさかのぼれば、「苦しみ、拷問」を意味するラテン語に行きつくのだという。我々は歳とって働くことができなくなるまで長い懲役刑に服しているということだろうか。もちろん「勤労」について人それぞれ異なる意識があることだろうが。
 思えば幼いころに読んだ子供向けの科学の本に明るい将来が描かれていた。未来には仕事はすべてロボットがやってくれて人間は何もしなくてよくなり、日々の仕事という重荷から解放されるというものだった。怠け者の私は「ボクが大人になるころには毎日遊んで暮らせるらしい!」と胸がときめいたものである。

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キングフィッシャー・エアラインス就航

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 今年3月にライバルのSHAW WALLACE社の買収に成功し、世界第二位の酒造会社に躍り出た UB (United Breweries)グループはビールの「キングフィッシャー」でおなじみだが、同グループによるその名も「キングフィッシャー・エアラインス」が本日より就航した。
 使用される機材は、乗客定員174名のエアバスA320。国内線ではインド初とされるサービスとして、座席ごとの液晶スクリーンで10チャンネルのオーディオと5チャンネルのビデオを鑑賞できるとのことで、新規参入ながらも格安路線を歩むものではないようだ。
 同社のサイトをクリックしてみると、インド人モデルたちの水着画像がダウンロードできるようになっている。これまでのインドの航空会社とはかなり異なったカラーを持つ会社らしい。
 当初はバンガロール・ムンバイ間を結ぶのみだが、6月からはバンガロール・デリー便もスタートする。同社は今年12月までに11機の航空機を取得し、年明けからは毎月1機ずつ追加して2年以内に合計33機を備えることを計画しているとされる。今後ネットワークの急速な進展がみられるはずだ。
 インド国内線各社の競争に拍車がかかることはもちろんのこと、同社を保有するUBグループの本拠地が置かれているバンガロール空港が国内便のトラフィックのハブとしての地位がさらに高まるだろう。もちろん現状のままでは同空港のキャパシティ不足が更に深刻化するのは間違いないのだが。
 民間会社による航空業界への新規参入は今後も予定されているようだ。今のインドで航空機による移動を選択できる人たちがいかに増えているかを示すとともに、順調に成長を続けるインド経済の元気なありさまを象徴しているようである。
Kingfisher Airlines launched (Mid Day)

MENINGOCOCCAL MENINGITIS

 現在、デリーで髄膜炎菌性髄膜炎(Meningococcal meningitis)流行の拡大が懸念されている。字面だけを眺めるとなんとも奇怪な病気のように思われるが、早期に診断を受けて適切な処置を受ければほとんどの人が回復するとされる。
 しかし初期にはカゼと区別しにくく、病気の進行が早いことに注意しなくてはならないのだとか。重症化すると死亡する例も珍しくなく、治癒しても脳や聴力に障害を残すこともあるというから厄介な病気である。とりあえずこの病気について簡潔にまとめてあるサイトをいくつか見つけておいた。
  髄膜炎菌性髄膜炎 疫学(国際感染症臨床情報)
  髄膜炎菌性髄膜炎 診断(国際感染症臨床情報)
  流行性脳脊髄膜炎ってなんだ?(Sasayama’s Weblog)
 飛沫感染により広がる病気だが、今回の流行には予防ワクチンの不足と当局による配布の不手際が指摘されている。患者の発生した家庭内での新たな発病も心配されているとともに、院内感染することもよくあるらしくちょっと気にかかるところだ。
 最初の患者が発生したとされる4月22日から5月7日までに141人の発病が報告されており、このうち15名が死亡している。今までのところ、主な発生地は混雑したオールドデリー地域であるが、首都圏外でもUP州やラージャスターン州といった隣接地域でも発生が報告されている。
 だからといって今の時期のデリーが危険だなどというつもりはサラサラないが、一応こんなことが起きているということは頭に入れておいても良いかと思う。
 ともあれここしばらく暑季が続くインド。健康にはくれぐれもご注意を。
Meningitis cases in Delhi touch 141 (Hindustan Times)