OLD & NEW

スマホでタクシーを呼んだり、アプリでオートリクシャーをつかまえるといったサービスは、インドの都会では当たり前のことになって久しいが、ついにサイクルリクシャーも同様に利用できるようになった。チャーンディーガルでの話である。

ECOCABS Chandigarh

ECOCABSの創始者であるナウディープ・クマール・アスィージャー氏は、IITデリー校出身の38歳。サイクルリクシャーという古い乗り物とスマホによる新しいサービスの融合が面白い。

「環境に優しい」というお題目とともに、街中のチョイ乗り、お年寄りの外出などにも役立つことだろう。利用者の身近に良心的なサイクルリクシャーワーラーが入れば、その人物を推薦することができるし、近所のリクシャー引きをアプリで探して呼び寄せることもできるとのこと。

How it works (ECOCAB Chandigarh)

リクシャーの利用において、何かトラブルがあればコールセンターも用意されており、運転手の身元が判るだけに、女性や子供の利用にも安心かもしれない。

地域に根差した、利用客とサイクルリクシャー運転手の双方に対してフェアなサービスとして、今後の進展に期待したいところだ。

旅行荷物が軽くなる?

最近は旅行中にキーボード付きの10.1インチ画面のアンドロイドタブレットを持参している。普段から電子書籍閲覧に利用するなど重宝しているが、キーボードの使い心地も良くてなかなか満足している。

しかしながら、どこかに出かける際に、もっと軽くならないかと思ったりもする。旅行の荷物は軽ければ軽いほどいい。このタブレットは、キーボードを付けた状態では1.1kgとなり、外出時のカバンに放り込んでおくと、それなりの重量感がある。滞在先の宿の部屋のリュックの中に放り込んでおくのも何か不用心でもあるので、やはり持ち歩くことになり、ちょっと負担に感じたりもする。

そんなわけで、何か良い解決方法はないものか?と思っていたため、このほどBluetoothのキーボードを購入してみた。現在使っているHUAWEIのAscend Mate7は画面が6インチと大きめで、ズボンのポケットに入れるにはギリギリのサイズだ。CPUはオクタコアの1.8GBと強力、ちょうどハイエンドのPCのようにサクサク快適なので、外付けキーボードを用いてワープロとして使うのに何ら問題はないだろうと思ったからだ。加えて、バッテリーの持ちが良く、待ち受け状態ならば2日間は大丈夫なので、外付け充電池を持参していれば、特に残量を心配する必要はない。

時と場合に応じて、鉄道駅やバスターミナルなどでのちょっとした待ち時間にはスマホのフリック入力で、宿の部屋の中ではスマホを小さな傾斜スタンドに載せて、キーボードで日記等を書き進めることが出来る。

ワープロのアプリは、somnoteを利用することにした。3GやWifiなどで接続中の環境下で保存するたびにクラウドと同期されるため、スマホに万一のことがあっても、データ自体はどこからでも復元できるというメリットがある。訪問先で事務仕事をするわけでなければ、これで充分だ。

外付けキーボードの使い勝手がポイントとなるが、カサも重量もコンパクトであることと、それなりに入力しやすいということが両立出来るものを探した。キーのストロークもまずまずで、キーボードのピッチが若干狭いようではあるもの、すぐに慣れた。外付けキーボード使用時にはスマホの日本語入力システムを変更しなくてはならないのは少々面倒ではあるが。

スマホの画面が6インチというのは書籍リーダーとしても充分活用できるサイズなので、訪問する地域に関連する書籍やガイドブックなども保存しておき、必要に応じてスマホで開いて閲覧することが出来る。

デジカメのデータバックアップについては、旅行先にタブレットを持参していたときは、Eyefy Mobiを使用していたが、大量の撮影データをコピーしようとすると、膨大な時間がかかることに閉口していた。これについては、転送が迅速なカードリーダーを手に入れることで解決できた。なお、これを用いるとUSBディスクや外付けハードディスクも接続出来てしまうなど、なかなか重宝しそうだ。スマホがほぼパソコンみたいな具合に活用できることになる。

カードリーダー

近年、旅行に持参する電子機器、充電器の類が増えてしまうことを苦々しく思っていたが、同じように考えている(旅行に限らず、外出時のそうした荷物が邪魔でもあることについて)人たちはやはり多いようで、そうした需要をうまく捉えた製品というのもいろいろあるものだな、と感心した次第である。

観光公社も分離 アーンドラ・プラデーシュ州とテーランガーナー州

2014年6月にアーンドラ・プラデーシュ州からテーランガーナー州が分離したが、向こう10年以内はハイデラーバードが両州の首都として機能することになっている。

その期間以降は、前者、つまりアーンドラ・プラデーシュは自前の州都を築くことが課されており、州が分離したことに続いて大きな負担を抱え込むこととなった。

今年4月2日に、アーンドラ・プラデーシュ州首相のN.チャンドラバーブー・ナイドゥ氏がアマラワティ新州都とすることを宣言しており、都市機能の建設が急ピッチで進んでいくことになる。

当然のことながら、州分離により、これまでアーンドラ・プラデーシュ州が運営してきたアーンドラ・プラデーシュ観光公社もふたつに分かれることとなり、テーランガーナー地域においてはテーランガーナー州観光公社がその役割を担うこととなった。

出自が同じであるため、ふたつの州観光公社のウェブサイトにアクセスしてみると、造りが実によく似通っていることがわかるだろう。
どちらも24時間体制のチャット機能も用意されており、質問するとすぐに何かしらの返事が返ってくる。もっとも、あまり詳しいことを尋ねても、さほど有益な回答が返ってくることはないようだが、たとえ観光公社の「オフィスアワー時間外」であっても、少なくともコンタクトする先、メールアドレスなり電話番号なりといったベーシックな情報は教えてくれる。このあたりは、民間会社に委託しているのだろうが、それでもITを上手に利用したスマートなサービスだと思う。

しかしながら、テーランガーナー観光公社のウェブサイトに用意されている送信フォームから幾度か質問のメッセージを送ってみても、返信がなされることはなかった。器は立派になっても、やはり政府観光局というのはこんなものかな、と思ったりもするが、今のようにネットその他に様々な情報が氾濫する時代にあっては、すでに政府による個々の旅客に対する情報提供という業務の存在意義は限りなく薄れているとも言えるだろう。

ニュース雑誌 Northeast Today

インド北東地域の通称「セブン・シスターズ」。アッサム州、アルナーチャル・プラデーシュ州、トリプラー州、ナガランド州、マニプル州、ミゾラム州、メガーラヤ州のことだが、「充分にインドらしさがある」アッサム州とそれ以外の州では様相が大きく異なる。

地理的には隣接していながらも、民族的にも文化的にも差異が非常に大きく、それぞれ別々の国であるかのようだ。ヒンドゥー教や仏教に取り込まれることがなかった地域さえある。
北東地域を総括する共通項といえば、「どれもインド共和国に所属している」ということくらいではないだろうか。

そんな民族のモザイクのような魅力に溢れる北東地域だが、アッサム州を除けば巷にこの地域の情報があまり多くないのは、同州以外は経済的に重要な地位を占めていないという事情はもちろんのこと、人口が少なく、地元マスメディアのインフラが貧弱であることなどがあるだろう。情報発信力が弱いだけではなく、記事の質や信憑性といった面でも、アッサム州を除く北東地域以外とは比較にならないといって間違いない。

そんな中で、北東インド地域を包括する月刊ニュース雑誌Northeast Todayはなかなか重宝する。アッサム州の州都グワーハティーをベースとするメディアだが、ヨソではあまり話題にもならない「セブン・シスターズ」各地のニュースを精力的に取り上げている。

興味深いことは他にもある。誌面で取り上げられる中央政界のニュース、対中国その他の国際関係の記事などが、北東地域の視点から書かれていることだ。

近年は、MAGZTERで定期購読もすることができるようになっているのだから、インド世界も狭くなったと言えるかもしれない。月刊誌であることから、トピックのフレッシュさの面で不利になることは少なくないため、同誌のウェブサイトのほうも併せてチェックしていくといいだろう。

YouTube インドのニュース番組のオンタイムで

スマートフォンやタブレットのアプリでインドの各種番組を視聴できるものは多いが、
最近、YouTubeにてインドのいくつかのニュース番組のライヴ放送が開始されている。
とりあえず確認してみた範囲において、ヒンディー語放送ではAAJTAK、そのAAJTAKのデリー首都圏ニュースのDILLI AAJTAK、テルグ語放送(私自身、テルグ語は解らないので理解できないが)ではTv9 ETV Newsがこのサービスを提供している。どれも昨年12月から今年1月にかけてこれを開始しているため、英語を含めた他のニュース番組もこれに追従するところがいろいろ出てくることだろう。
仮にエンターテインメント、経済、宗教その他のチャンネルも各自の番組をこうした形で流すようになってくると、どこにいてもテレビを通じた各種情報が際限なく入ってくることとなり、少なくともテレビ放送に関してインド国内と国外との「情報格差」が相当小さくなっていくことになる。
もちろんテレビ放送に限ったことではなく、週刊ニュース雑誌等のデジタル版も豊富に出回るようになっている昨今、インドはおおまかな情報やトレンドについては、国外からもウォッチングしやすい国となってきているといえるだろう。

※マンドヴィー3は後日掲載します。