アルメニア人学校

サダルストリート界隈にあるミルザー・ガーリブ・ストリート(旧称フリースクール・ストリート)にあるアルメニア人学校。
「Armenian College」とあるが、大学ではなく1年生から10年生までの子供たちが通う学校だ。
インドと日本では学校制度が異なり、これに関することは割愛するが、日本で言えば小学校1年生から高校1年生に当たる学齢の児童生徒たちが通う。
「創立1821年」と記されているように、非常に歴史のある学校だが、これは英領期の旧帝都カルカッタにおけるアルメニア人のプレゼンスを物語るひとつの証とも言える。
もともとは現在のハウラー・ブリッジに近いバラー・バーザール地区にあるアルメニア教会近くにあったが、1884年に現在の場所に移転している。
サダルストリート界隈は、19世紀末以降からユダヤ人とアルメニア人が多い地域として知られており、この地域にあるフェアーローン・ホテルはアルメニア人家族が買い取った屋敷である。(2018年にオベロイ資本に売却)
インド独立後、ユダヤ人もアルメニア人も多くはインド国外に流出していることから、往時の繁栄ぶりを想像するのは容易ではない。

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