里帰りしたサイクルリキシャー

 日本でも「サイクルリクシャー」が着実に数を増やしつつある。遠目にはピザ宅配バイクのような形で、人間がペダルを踏んで進む「タクシー」を目にしたことがある人は少なくないだろう。このVELO TAXI(ベロタクシー)、ドイツ発の環境に優しい交通機関とのことだ。
 現在、東京と京都の一部地域で運行中。客席から見た風景の動画ファイルもある。車体のカタチはかなり違うものの、インドのオートリクシャーのそれを彷彿させるものがある。
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一人旅もよいけれど…

 一人旅は気楽だ。部屋で話し相手がいないと少々物足りないこともあるが、訪れた先々で出会う人たちとの交流もまた楽しいもの。連れがいるとなかなかそうはいかないこともある。カップルで旅するのも悪くないが、相手にそれなりの気を使う必要があるから面倒なこともある。

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<海外旅行>解禁40周年

 『異国憧憬―戦後海外旅行史』によると、海外旅行が自由化する1964年以前の日本で、若い人たちが海外に出る機会といえば、留学か移民か船員かという選択肢しかなかったそうだ。自由化以降も「アメリカでの収入3週間分が、日本の年収に相当」「ハワイをツアーで訪れるためには、若者の年収分以上の費用がかかった」とある。格安航空券が登場する前のこと。1970年代前半くらいまでは、海外旅行をしようと思っても経済的に困難だったはずだ。

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遺跡の不条理(3)

●あるところからとる!
 遺跡で不条理を感じるのは外国人料金のことだけではない。入場料とは別に徴収される「カメラ・ビデオ持込料金」も考えてみればおかしなものだ。たとえば下の写真にはこう書かれている。
「インド人入場5ルピー、外国人入場30ルピー、カメラ持込30ルピー、ビデオ持込50ルピー」
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