アンベードカル・メモリアル

デリーメトロのヴィダーンサバー駅近くにあるアンベードカル・メモリアルを見学。インドの初代法務大臣で、ダリット(不可触民)出身のアンベードカル・博士にフォーカスした博物館だ。

BJP政権下ではダリット(不可触民)と先住民の地位向上に力を入れている。そういう意味でBJPのサフラン右翼は復古主義とは大きく異なる。大昔のヒンドゥー的な価値観とは違い、ヒンドゥー世界の全方位を包括する新しいものだ。そこにはカーストによる観念的な上下はないし、伝統的な被差別カーストへの蔑視もないリベラルなものだ。

僧院をイメージした建物といい、斬新なイメージの展示といい、この新しい博物館自体に大変力のこもったものを感じる。

しかしながら外来の宗教、イスラームとキリスト教に関係するコミュニティーに対しては、なぜとても冷淡かつ偏狭なのだろうか、とも思う。

 

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