オートワーリーに出会った

マジヌーカーティッラーの入口
チベット寺院
細い路地
とにかく細い路地が多い

入ってみた喫茶店

マジヌーカーティッラーを訪問。チベット難民の定住地として提供されている場所のひとつで、とても細い路地が入り組んでいる。本来は違法建築なのだろう。しかしゴミも少なくきちんと清掃されている。近年は小洒落た店も増えている。散策後にしばしカフェでブラウニーとティーを楽しんだ帰りのことだった。

デリーの路上はオートワーラーで溢れているが、「オートワーリー(女性のオート運転手)」は珍しい。

デリーメトロのヴィダーンサバー(デリーの地方政府議会)駅からマジヌーカーティッラーに向かう際、なぜかおばさんが乗り合いオートの客引きをしているな、珍しいな、と思っていたが、マジヌーカーティッラーを訪れてからの帰りに乗り合いオートに乗ると、後ろから来る同じような車両をさきほどの女性が運転している。笑顔を送ると微笑みで返してくれた。

駅に着いてから後続のオートで到着した彼女にインタビュー。

この女性、ギーターさんは、オートのキャリアは長いわけではなく、1年ほどだという。日々10時間ほど走らせて諸経費差し引き700Rsほどの実入りがあるのだとか。

「知る限りではオートワーリーは私だけ。けっこう勇気が要るのよ、男世界で稼ぐのは」

女性がこの世界で頑張るのはそう簡単なことではなく、いろいろあるらしい。危険もあり得るので、ヴィダーンサバーからマジヌーカーティッラーの往復する乗り合いオートの運転手専門で稼いでいるとのこと。最後にオートのハンドルを握ってポーズを取ってもらった。

インドに限ったことではないが、彼女のように社会の公式どおりではない生き方をする人もあり、そうした人から話を聞くのは大変興味深いものがある。

オートを運転しているので、男勝りの豪快な女性かと思ったのだが、話してみるとごく当たり前のそのへんにいるお母さん、おしとやかな女性という感じで、人当たりの柔らかい優しい感じの人であるのがかなり意外でもあった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください