コールカーター旧中華街点描

かつては相当規模の華人人口を抱えていたこの街だが、1962年に中印紛争が勃発して以降、インド政府から「敵性国人」とのレッテルを貼られて、強制収容所に送られたり、公安による監視対象となるなどしたことから、海外(主にカナダ、とりわけトロント周辺)へ流出したことから、その数を大幅に減らして現在に至っている。
そのため、旧中華街においても、毎朝開かれる中華朝市の時間帯を除いては、華人たちの存在が感じられるムードには乏しく、地域住民の大半はムスリムなので、ごくわずかにある華人経営の店も目立たないので、そうと言われなければ気が付かずに通過してしまう人も多いだろう。
そんな中でも、かつての華人たちの存在と繁栄を感じさせる名残りには事欠かないのがこの地域らしいところだ。

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