ボドガヤーからパトナーへ

オートでガヤーまで移動する。ガヤーの鉄道駅に着いて尋ねてみると、パトナーに向かう次の列車が出るのは1時間半後とのことなので、バスを探してみると、ちょうど駅前から30分後に出発するとのことなので、これを利用することにした。

スマホの電波状況を確認すると、ボドガヤーでもそうだったが、LTE接続だか4G接続だかになっている。速くて実に快適だ。少し前までは、インドの田舎では3Gどころか2Gであったはずだが、こうした分野での変化の進展は凄まじい。もちろん高速通信網の普及がなければ、スマホの普及はあり得なかったので、さほど驚くに値するものでもないのかもしれないが。

まもなくバスがやってきた。後ろの席では中年男性と若者の間で、こんなやりとりがなされている。
車内に乗り込んできた男性が、窓際席に座っている若者に言う。
「15番は私の席だよ。」
若者が返答する。
「何、子供みたいのことを。オレが子供の頃には、大人は子供に窓側席に座られたものだ。それをあんたは、自分が窓際がいいなんて。その年になっても窓際がいいのか?」
これですっかり喧々諤々のケンカが始まってしまった。かなり迷惑である。

バスはすぐに満席となり、定刻ちょうどくらいに発車した。有効なSIMが入ったスマホがあると、今どこを走っているのか、あとどのくらいなのかが一目でわかっていいものだ。沿道に何か気になるものを見つけて、あとから戻って見学したこともあるし、バスがターミナルに着く前に、利用しようとしている宿の近くを通過しようとしているのが判れば、そこでサッサと下車することもできる。ちょっと面白い人と知り合ったら、その場でメールアドレスを交換して、FB友達になって、その後も連絡取り合ったりできるのもいい。もっとも、こんなことは、子供の頃からネット環境に馴染んでいる若者たちにとっては当然のことなのだろうけれども、こうしたものがなかった時代から旅行している私みたいな世代にとっては、非常に画期的なことなのだ。

ヒマな車内で、家族や友人とのやりとりもあったりして、日本にいるのとさほど変わらない環境ともなる。だが遠くの人たちとしっかり繋がっていながらも、せっかく目の前にしている風景や人々と縁遠くなってしまうようなことがあってはいけないので、こういうモノの利用はほどほどにしなくてはいけないな、とも思う。

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