テレビラジカセ

ふと思い出したので、話はコーチンに戻る。

フォートコーチンの骨董屋店頭で気になった商品。日本のナショナル製品だが、ラジカセにテレビが合体しているのが凄い。当時、「テレビラジカセ」と呼ばれていたものだ。こんな製品があったことはうっすら記憶にあるものの、身近なところにはなかった。当時いくらくらいする製品だったのだろうか。

今はスマホやPCでテレビ番組やラジオなども楽しめるが、当時は実物を器の中にそっくり作り込まなくてはならなかったので、相当な意欲作だったはず。しかも画面ときたら、時代からしてブラウン管だと思うけど、よくここまでできたな、という感じだ。まだ韓国のSAMSUNGやLGなどが         台頭する前、家電製品といえば日本がナンバー・ワンだった時代の品物だ。

そんなものが流れ流れてインドにあるなんて。この時代のインドのテレビのクオリティーは良好ではなかったため、こういう製品は、ちょっと値段のつけ難いスーパーハイテク商品だったのではないかと思う。国内のマーケットで流通していたものではもちろんなく、国外から持ち込んだものだろう。

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