こちらはインドの主要な観光スポットの入場料金の一覧。
外国人料金というものは、10倍以上もするのはなんだかなぁと思う。
Monument Entrance Fees In India(memorableindia.com)
旧共産圏では、自国における工作(こうさくではなく、中国でいうところのコンツオ)に参加していない外国人の料金が違うことにはそれなりの理屈があった。
また、単にひとりあたりのGDPに照らせば、多くのインド人よりもインドに旅行に来る人たちのほうが収入は高いのは間違いないのだろう。それにしても、なんだかなぁとやはり思う。
直接税、間接税も含めて何がしかを政府に納めているインド市民が外国人よりも安く見学できるのは、まあそういうものかな、とも思うものの、それとはまったく無関係な民間の博物館等もちゃっかりと外国人料金を設けているケースが多い。
有用な目的のために使われているものと信じて、外国人料金を払うのはやぶさかではないものの、なけなしのお金で可能な限り長くあちこちを見て歩こうとしている若いバックパッカーが、外国人料金に萎縮して見学先を削ったり、そもそも高過ぎる入場料の施設(タージマハルななど世界遺産クラスはさらに高い)を敬遠したりすることもあるように聞くので、せめて20代まではインド人料金適用というような措置があったらいいのにと思う。
外国人料金といっても、メジャーなところから外れると、どこから来たかと尋ねられることもなく、たいていインド人料金で入れるため、あまり意識することはなかったりするし、デリー、ムンバイ等の大都市や州都クラスの街でも、「どこから来た?」と聞かれて「ここから来た」などとはぐらかすと、そのままインド人料金で入ることができることもあるわけなのだが。