ラダックのレーにあるジャーミヤー・マスジッド。レーの町の繁華街の北側、旧王宮への登り口手前にあるモスクのようだが、中がこうなっているとは知らなかった。ラダック風の意匠でイスラームの礼拝施設になっているとは面白い。幾度も前を通っているのに、中を見学したことがなかったのは不覚であった。
こういうのをサフラン右翼が見つけると、「太古からあった仏教寺院を破壊してモスクが建てられた。地下を掘れば仏像が出てくる。ASI(インド考古学局)から許可を与えてもらいたい」とかなんとか言って、一般人である地元の主婦名義で裁判所に提訴する、なんていうお決まりのパターンがありそうだ。
歴史的にクリスチャンとムスリムのテンションがほとんどないゴア(近年のゴア州はBJP政権下)「ヒンドゥー寺院を破壊して蚊とり聖堂が建てられた」とかなんとか言い出しているので、国民会議派の退潮により、BJP支持が一気に拡大しているラダックでもありえない話ではないかもしれない。