ボロボロで建物全体とは呼べないような構造物の中に居室があったり店があったりする。地上階と上階はそれぞれ別々に貸し出されていること、スペースが狭小であることから、上階へは階段ではなく、ハシゴで上るようになっていることが多い。
こんなところなのに、路肩にはなぜかロイヤルエンフィールドの若者向けのカッコいいバイクが置かれていたり、崩れかけた家屋のハシゴから降りてくる青年が大型画面のスマホを手にしていたりする。こんなスラムだが、けっこう大きな金額が日々動いており、けっこう可処分所得の高い個人や世帯も少なくないとは聞く。