スリランカフェスティバル

 10月16日、代々木公園で開かれたスリランカフェスティバルを訪れてみた。好天に恵まれた同フェスティバル第一日目の昨日と違い、二日目にして最終日の本日はあいにく朝から雨。
 食事でもしようと昼ごろ到着してみると、雨がやや強く降りだしたところだった。スリランカのポップスター(?)が熱唱するステージの前にはほとんど誰もいない。なかなかいいノドをしているのにこれでは気の毒だ。何しろ天気が悪すぎる。
 スリランカ紅茶局のブースでは、「もうお客ほとんど来ないだろう」と見切ってか、豪華化粧箱入りの四種類の紅茶(40包も入っており、とてもタダで配る試供品とは思えない。太っ腹である)を、来場者たちに手当たり次第配り始めたほどである。
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紅茶の休日

 10月最初の週末は、代々木公園で「ナマステ・インディア2005」が開催されたが、15日、16日は同じ場所で「スリランカフェスティバル」が行なわれる。
 おいしい紅茶をすすり、旨い料理を口に運びながら「南アジア」な休日を過ごしてみるのはどうだろうか。いつものことながら、休日には人出が多い代々木公園。こうした催しが開かれることさえ知らなくても何やら賑やかな音とともに人だかりがしているのを見て、人々が続々と集まってくることだろう。
 いまは最も気候の良い時期のはずだが、週末の天気はどうもいまひとつらしい。お出かけの際にはカサをお忘れなく。

秋晴れの休日 ナマステ・インディア

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 昨年まで築地本願寺で行なわれていたナマステ・インディアだが、今年から場所を代々木公園に移して開催されている。雲ひとつない秋晴れに恵まれた本日10月1日土曜日だが、昼ごろまで来場者の出足が鈍く今年5月にこの場所で開かれたタイフード・フェスティバルとの格の違いを感じずにはいられなかったが、この公園での催し物としての知名度がまだ高くなかったこともあるのだろう。
 それでもやはりイベント会場としては都内有数の地の利もあってか、午後に入ると会場に集まる人々の数が雪ダルマ式に増えてくるのには驚かされた。
 都内でよく知られたインド料理レストランの屋台やアクセサリーなどの雑貨類、本‍や映画DVDなどを扱う業者たち、そしてNGOやインド政府関係機関等々のブースがところ狭しと並ぶ会場内では、第一ステージと第二ステージでそれぞれ音楽、古典舞踊、ダンスに講演とさまざまなプログラムが繰り広げられている。
 だがそれだけではない。多くの来場者たちにあまり知られていない(私も配られたパンフレットをよく見るまで気がつかなかった)のだが、公園から徒歩5分ほどのところにある「たばこと塩の博物館」が第二会場(代々木公園はメイン会場)となっており、こちらでも写真展、文化講演、スライドショーなどが行なわれているのだ。
 ステージで披露するパフォーマーたち、様々なブースの出展者たち、そして来場する人々と、どこを眺めてみてもまさに「老いも若きも」といった印象を受けた。昨年以前よりもグッと規模を広げ、会期もそれまでの1日限りから2日間の開催となった背景には、やはり日本でインドに対する関心の高まりがあるからに違いない。実に喜ばしいことである。
 イベント二日目にして最終日となる明日10月2日の日曜日には、今日にも増して多くの来場者たちが詰めかけることだろう。

秋は代々木公園でお会いしましょう

 毎年秋の恒例行事となっている「ナマステ・インディア」は、ここ数年会場となっていた築地本願寺から場所を移し、「第13回ナマステ・インディア フェスティバル 2005」として、同じく東京都内の代々木公園で2日間(昨年までは1日のみ)開催されることになった。
 ここでは例年5月にタイフェスティバルが盛大に開かれていることをご存知の方も多いことだろう。会場・期間ともに従来よりも大幅にスケールアップすることになるが、プログラムの内容もまた一層充実することであろう。
 次第にその数を伸ばしている日本在住のインドの人々の数と同様、回を重ねるごとにこのフェスティバルが着実に成長してきていることを見るにつけ、主催者の方々のたゆまぬ熱意と多大な努力がうかがえる。会場では、長年日本に定住し在日インド人コミュニティの顔役的な立場にある人々を見かけるが、やはり彼らの協力もまた成功の重要な要素であることはいうまでもない。
  同フェスティバル主催者のウェブサイトによれば、在日インド人たちの数は東京地区だけで約7000人と言われているとのこと。催しが盛況であることはもちろんだが、ぜひ多数の方々が会期中に会場を訪れて、日印間で人々の交流をさらに深める きっかけとなることを期待しよう。
第13回ナマステ・インディア フェスティバル2005
会期:2005年10月1日(土)〜2日(日) 午前10時〜午後8時
会場:東京都 代々木公園

またもやインドの本がやってくる。

 例年4月か5月に行なわれていた東京国際ブックフェアだが、今年は7月7日から10日(日)にかけて臨海副都心の東京ビッグサイト東展示場で開催される。時間は朝10時から午後6時まで。
 昨年もこの催しについて触れてみたが、言葉の壁もあってか日本国内の出版社等の参加は非常に多いのにくらべると、外国からの参加は出展者たちの数、陳列される図書の点数ともに少ないことから、正直なところあまり「国際」的な展示会という気がしない。外国書籍の多くは日本語訳の版権を売る相手を探すためことが第一義にあるようで、ちょっと気になるタイトルがあってもその場で購入することはできないことも多いのも残念である。
 デリーのアサフ・アリー・ロードにある語学書のHINDI BOOK CENTER で知られるSTAR PUBLICATIONS (PVT) LTD が今年もFEDERATION OF INDIAN PUBLISHERSとして出展する。 毎年この催しのたびにやってくるヴァルマー氏はなかなかの知日家だ。 
 基本的にここのブースで陳列される書籍は、他の顧客の予約が入っているものを除いてその場で販売される。面白い本は早い者勝ちということになるのだが、興味のある方は当日足を運んでみてはいかがだろう。