近日登場 リコーGX100解説本

以前、リコーのデジタルカメラGX100のことを取り上げてみたが、その後とても気に入ったので結局購入した。ユーザーがいろいろ設定を変えて工夫して楽しみながら撮影することを前提に設計(何も考えずにシャッターボタン押すだけでもそれなりに写るのはもちろんだが)してあり趣味性の高いカメラであること、広角側が24mmから始まり撮影の自由度が高いこと、ストラップを外せばむき出しのままズボンのポケットに無造作に放り込んでおいても邪魔にならない(ヘタすると液晶が壊れるかもしれないが・・・)手軽さもあり、日常持ち歩くにも旅カメラとしても秀逸なモデルである。この機種に搭載されているタテ・ヨコ同比率1:1のフォーマットで撮影してみるのも普段と違った雰囲気でなかなか面白い。
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9月下旬にこの機種の解説本が出版されることになっている。この類の本の大半は一眼レフの人気モデル、話題の新型機などを取り上げるものだが、コンパクトデジカメに関わるこうした書籍は珍しい。商品サイクルが短いこと、説明や講釈を加えるほどもないシンプルなものが大半であることから無理もない。ここ数年来で出されたコンパクトデジカメの解説本といえば、同じリコーのGR DIGITALに関するものが発行されたのは異例であった。しかも「GR DIGITALパーフェクトガイド」Vol.1およびVol.2、そして「GR DIGITALワークショップ」、加えて解説本とは言いがたいがGR DIGITAL好きのカメラマンや著名人たちの作品を収録した小型写真集「GR DIGITAL BOX」と出版された書籍の点数も多く、いかにこのカメラが特異なモデルとして注目されていたかについての証といえるだろう。
近々刊行されるのは「RICOH GX100 パーフェクトガイド」 で、GX100を日常的に扱う写真家その他の人たちによる様々な作品や記事が掲載されているらしいので楽しみだ。
こうした本が世に出ることにより、良品カメラとして一種の「お墨付き」を得たということもできるかもしれない。趣味の道具なので楽しく使うことができればそんなことはどうでもいいのだが、この手の書籍を開いてみれば何かと参考になる記事が少なくないのが常である。すでにこのモデルを手にしている人にも購入を検討している人にとっても必読の一冊となりそうだ。

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