インドは2の数字の硬貨やお札が多い。昔は2パイサ、20パイサといった硬貨があったし、2ルピー札もあった。
今は20ルピー、200ルピー札があるし、2016年11月に廃止されるまでは2,000ルピー札もあった。
あまり見かけないのだが、硬貨でたまに20ルピーのものを受け取ることがある。こちらは10ルピー硬貨と紛らわしいので、手にしたらすぐに使ってしまうほうがいい。
こちらの硬貨は2022年に独立75周年記念ということで「アーザーディー・カー・アムリト・マホートサヴ(自由解放の記念祝祭)」と銘打っていくつものイベントが開催されたことを記念してのもの。
10ルピー硬貨は地域によってはあまり歓迎されないことも少なくない。「お札でくれ」と言われることがある。どこか切れるとたちまち使えなくなる紙幣よりもマシかとは思うのだが。「ジャラジャラと重くなる」ことも理由のひとつらしい。