今のところベストな旅行用リュック

ノースフェイスのこのリュック「FUSEBOX」、よく中高生、大学生たちが持っているが、使い勝手といい頑丈さといい素晴らしい。旅行用にこれまで幾多のリュックを使ってきたが、もはやこれを超えるものが出てこない限り、壊れたら同じものを買い直すつもりだ。

20リッターのものを旅行に使ったこともあるが、サイズ的にパンパンになってしまうため、やはり30リッターのものがちょうど良い。そのサイズであれば旅行に要るものをすべて入れてもまだ余裕があり、食物、飲物、酒類なども必要に応じて放り込むことができる。20リッターのだと、この部分の余白がない。

旅行荷物で一番かさばるのはガジェット類。スマホはライフラインなので紛失、破損などに備えて予備を持参するし、パワーバンクも2個、ケーブルにコンセントアダプター、ChromebookとACアダプター。そしてガジェット類ではないが、メガネを無くしたり壊したりしてしまうと身動き取れなくなるのでスペアメガネも。これらを持たなければ、あとは着替えと傘のみなので、冬服の要らない時期の旅行であればコンビニ袋ひとつで足りるのだが、なかなかそこまで割り切れない。

同じ30リッターでも、他のリュックとは明らかに収納力が違う。たぶんどこから見ても四角い形であるがゆえのことだろう。隅から隅まで無駄なく収納できるのだ。この「FUSEBOX」の大ヒットのおかげで他社からも似たようなモデルがたくさん出てきて、「四角いリュック」が世の中のスタンダードのひとつになった。もっと以前から可能だったはずだが、この形で作るということ自体が「コロンブスの卵」だったのだろう。

リュックというものは大昔から人々に使われてきて、それら自体がすっかり完成された商品のように思われていたが、そんな中にも大きな改善の余地があるのだ、ということを世に知らしめたのがこの「FUSEBOX」であったと言える。そう、ちょっとしたアイデアがそれまでの「モノのありかた」を変えてしまうことがあるのは、デジタルの世界に限ったことではないようだ。

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