150年の重み

サダルストリート界隈で、150年の重みといえば、YMCAはさておき、このWESLEYAN CHURCHもそうだ。
出来たころはバリバリの白人地区だったので、やんごとなき人たちが多く出入りしていたのかもしれない。礼拝堂にはパイプオルガンがあり素晴らしい音色を奏でる。
今は併設する学校で、あまり恵まれない家庭の子供たちに教えている。
1930年前後からアルメニア人、ユダヤ人が増えて、エリアの性格が少し変わったという。
決定的に変化したのは、ベトナム戦争のころで、帰休中の米兵の多くはタイに行ったが、カルカッタに向かう者も少なくなかったらしい。そういう人たち相手の赤線の類いが出来たのが、サダルストリート界隈であったと聞く。
そうした変遷や住民の入れ替わりなどをつぶさに見つめてきたのがこの教会である。

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