旅行予約サイトgoibibo(ゴーアイビボー)について

インドを旅行する際にgoibibo(ゴーアイビボー)を利用している人は少なくないだろう。ホテル、フライト、鉄道、バス、タクシーその他の総合的な旅行予約サービスだ。

数多くある他社と同様のサービス内容だが、インド国内のホテル予約に強みがある。国際的な大手よりも宿泊料が安めに出ていることが多く、他社では取り扱いのない田舎町など、マイナーな土地の宿泊施設も予約できることが多いことだ。

実際に予約をしないまでも、訪れたことのない町でどのあたりに宿があるのか見当を付けるために宿泊施設のロケーションを表示させてみるのもいいし、混み合うことがあらかじめわかっている時期、あるいは深夜あたりになって到着する予定の場合など、事前に部屋を押さえることができると安心だ。

また、サポートの対応がやたらと早く、アプリ内あるいはログインしたgoibiboウェブサイト内で質問を送ると、「1分以内に」回答が来るのには驚かされる。大変便利であるとともに対応も好印象だ。

だがひとつだけ注意すべきことがある。アカウントを作成する際に登録する電話番号だ。インド国外の番号では登録できないため、インドで契約したプリペイドの携帯電話番号となる。SIMの有効期限があるプリペイドの契約をした場合、与えられる番号は「使い捨て」となるが、これを忘れることなく記録しておく必要があるのだ。

なぜかと言うと、ウェブサイトからログインする際もさることながら、例えばスマホのアプリを再インストールする際(機種変更などで新たにインストールすることもあるだろう)にも入力が求められるのだ。

困ったことにgoibiboの手厚いサポートは、ログインしないと利用できないだけでなく、問い合わせ窓口にアクセスすることすら不可能になるのだ。そんなわけで、最初にサインアップする際に入力した携帯電話番号はとても大切。うっかり忘れてしまうなんていうことがあったら一大事なのだ。

「それならば登録してある携帯電話番号を変更すれば良いではないか」と思うかもしれないが、残念なことにgoibiboのウェブサイト内のFAQに、セキュリティ上の理由により、メルアドとケータイ番号の変更はできないとある。困ったものだ。

また、登録時の携帯電話番号を記憶あるいは記録してあり参照できる状態にあっても、もはや自分が利用していない番号で運用されているのも気がかりだ。期限が切れた携帯電話番号はリサイクルされているはずなので、何かの機会に赤の他人のその番号の現在の所有者にgoibiboから私宛のメッセージが発信されないとも限らない。また何かトラブルが生じてOTPが求められることになった場合、すでに私が所持していない携帯電話番号宛に発信されてしまうという不都合が生じる。

こんな具合であるためインドでポストペイドの携帯電話契約をしている人である場合を除き、goibiboは安ホテル予約専用にしておいたほうが良いかもしれない。航空券、とりわけ国内線でも高額となる旅行シーズンのデリー・レー往復航空券を買っていながら、ログインできなくなってフイにしたら大変なことになる。飛行機を含む交通機関の予約については、サービスが安定していて信頼できるcleartrip.comなど他のサービスに依存するのが安心だ。
また、何か予約した場合は「いつでもアプリで参照できる」と安心してしまうのではなく、紙にプリントアウトしておくか、あるいはPDFに変換してスマホ等に保存しておくことをお勧めする。

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