傑作CM

インドでセメントに関するCMはBanger Cementその他、いろいろ見かける機会は多い。
どれも自社製品を利用した建物などの頑丈さをアピールする作りになっているが、この日本企業、三井セメントのものは秀逸だ。
古いタミル映画のシーンを利用しているのかな?と思っているうちに、話が展開していく。
近隣の男の子からバラの花を贈られて喜ぶ女の子。それを彼女の父親が見咎めて家の中に引き戻す。続いて父親はセメントとレンガを持ってきて、両家の間に大きな壁を築いてしまう。
男の子は壁を壊そうと試みるが、丈夫な壁はびくともしない。
やがて向こう側へと小さな穴が空くのだが、その時にはすでにふたりとも老人になっていた。カラー映像となった画面で老婆が手にしているのは、大昔に男の子にもらったバラのドライフラワー。
インドの古風なテーマと場面設定、一生かけてもわずかな穴しか開けられないほどしっかりしているという大胆な主張。このCMは鑑賞に値する傑作だろう。

MITSUI CEMENT (facebook)

This entry was posted in column, heritage, IT, life, society, travel. Bookmark the permalink.