ヒルステーションの幽霊話。

ウッタラーカンド州のヒルステーション、マスーリーの初期の住人のひとりであり、このヒルステーションを拓いた人物としても、Himalaya Club(現在は宿泊施設Hotel Himalaya Castle)の設立メンバーにして初代会長としても知られる東インド会社軍のフレデリック・ヤング大佐が「出る」らしい。(記事下のリンク先でフレデリック・ヤング大尉となっているのは誤り)

しかも彼が所有していたMullingarと名付けられた屋敷。彼が建てて、死後も一族が所有した後、所有権が点々としたこと、チベット難民収容施設となったこともある。この建物は現存している。

ともあれ、「ヒルステーションを拓いた」人物とお会いできるのならば、ぜひ訪れてみたい。

この屋敷の一部は現在チベット寺院が入っているが、そこに宿坊でもあれば、ちょっと部屋の外にでも出てみると、フレデリック大佐が徘徊しているところに遭遇できるのだろうか?

1854年に当時の東インド会社(の軍人)から引退して、故郷アイルランドに帰っている。1857年の大反乱に遭遇することがなかったのは幸いだったが、1866年に「アグラ銀行の倒産」したことにより、ヤング氏は財政危機に。どうやらその銀行に大きな預金をしていたか、投資でもしていたらしい。

その後、インドに戻ることなく、アイルランドで1874年に84歳で亡くなっているにもかかわらず、かつて愛したマスーリーの屋敷、Mullingarに出るとは、この地に大変な未練があったということなのだろう。

The ghosts of a literary Indian hill-station that haunt the writers of the present (THE CONVERSATION)

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