ラーイプル駅周辺の人通りの多いエリアには食堂が多く、ターリー100Rs, 80Rs, 50Rsというような段階別の価格設定をしている店の他に、50Rsと表示しているところも目に付く。
中には、ご飯、ダール、サブズィーで20Rsの店があるいっぽう、なんと10Rsの店もある。
このあたりになると、ご飯の中にところどころ小石が入っていて、うっかり強く噛んだら歯が欠けるような感じだろう。こういう店は、「食事はゆっくり咀嚼していただくのもの」という教訓を与えてくれる。






ラーイプル駅周辺の人通りの多いエリアには食堂が多く、ターリー100Rs, 80Rs, 50Rsというような段階別の価格設定をしている店の他に、50Rsと表示しているところも目に付く。
中には、ご飯、ダール、サブズィーで20Rsの店があるいっぽう、なんと10Rsの店もある。
このあたりになると、ご飯の中にところどころ小石が入っていて、うっかり強く噛んだら歯が欠けるような感じだろう。こういう店は、「食事はゆっくり咀嚼していただくのもの」という教訓を与えてくれる。






前述のとおり、ラーイプルでは予想外なまでに可処分所得が高そうな層が多いらしいことに気が付いたのだが、当然のことながら美味しい食事の店も少なくない。
宿近くにあるヴェジレストランは、食事時を外してもお客は多く人気店のようだ。ここで「ジェイン・ターリー」を注文してみた。もちろん玉ねぎを含めた根菜類が入っていない。
前日にここで注文した通常のターリーのダールがおいしかった。とりわけディープフライにした香ばしい玉ねぎが上にかけてあったのが大変美味だった。ジェイン・ターリーでは、これにあたるものとして、炒めたジーラを乗せてある。これはこれでおいしい。
デザートとして付いているグラーブ・ジャムーンも素晴らしかった。
なお、ここで出している料理はチャッティースガル料理というわけではなく、この店はムンバイを拠点とするバガット・ターラーチャンドの支店である。


Bhagat Tarachand Restaurant (Tripadvisor)
https://www.tripadvisor.in/Restaurant_Review-g297595-d7995235-Reviews-Bhagat_Tarachand-Raipur_Raipur_District_Chhattisgarh.html

特に用事はないのだが、駅舎を見てみたいということもあり、ラーイプル駅へ。鉄道駅周辺の商業地の様子も目にしておきたかった。
駅舎とならんでLe Roiという立派なホテルがある。こんなところにフランス系ホテルがあるのかと、ホテル予約サイトで調べてみると2,000Rsくらいで泊まれるホテルらしい。しかもデリーの安宿地区パパールガンジにもあるそうなので、外資系ホテルではないことはわかった。Booking.comにおける利用者の評価はとても高いようだ。
近年のインドの主要駅は度重なる改築・増築のため、醜悪なものとなっていることが多いのだが、ラーイプルの駅はこんなモダンな建築であるのは意外だった。






オートリクシャーでラーイプル市内走っていて、ちょっと気になる店があったので写真を撮っておいた。走行中なのでブレブレでも構わない。画像とともに記録される位置情報が目的だからだ。市内でも街道を長距離移動の場合でも、何か気になるものがあれば撮っている。記録される位置情報を手掛かりに、それが何であるかを調べることができる。時間があれば、後で訪問ということもしばしばある。
さて、そのお店、本格的なケーキを出すカフェではないだろうか?と思い、夕方訪れてみると、まさにそうであった。都会では「バリスタ」等のコーヒーショップのチェーンで、それなりのケーキを出す店は多い。もちろんラーイプルもそうなのだが、このような極上クラスのカフェとなると、そう多くはない。
意外なまでの華やかさで、先入観をことごとく覆してくれるラーイプルだ。店ではケーキと喫茶以外にもちょっとした食事も出来るようになっている。
Maharaja Food Factory (zomato)


北インドのボージプリー映画もそうなのだが、ムンバイで製作されるヒンディー語映画がどんどんグローバル化していく中、やはり田舎の映画ファン、田舎から出稼ぎで都会に来ている人たちは疎外感をおぼえることになる。
そうした人たちをターゲットにヒンディー語圏の方言地域での映画製作も盛んで、歌や踊りがふんだんに出てきて、ストーリーの展開も唐突な「昔々のヒンディー語映画」が今も方言映画でどんどん制作されている。そんな中のひとつがチャッティースガリー(チャッテースガル方言)映画だ。
そうしたスクリーンは、現地の役者たちの活躍の場だが、同時にヒンディー語映画のトレンドからこぼれ落ちてしまった俳優女優のセカンドキャリアの場である。ときには、ヒンディー語映画のビッグネームもそうした作品に出演して田舎の大衆の心を繋ぎ留めたりする。「アンタらのことを忘れてないぜ」「あなたたちのこといつも想っているのよ」と。
ラーイプルの街のあちこちにこのポスターが貼られていた。
タイトルは「ナーグとアルジュン」どういう筋書きか知らないが、やはり90年代初頭以前のムードが感じられる。
何かを彷彿させると思いきや、脳裏に浮かんでくるのは、シュリーデーヴィーの「NAGINA」。


KAISAR-E-HIND DARWAZA(インド皇帝門)が正面に貼りついているのが印象的な商業ビルは、ラヴィ・コンプレックス。スマートフォン、タブレット及びその関連製品の専門店が沢山入居している。
店によって品揃えは様々だが、ここをグルッと回るだけで、インドの市場にどのような製品が出回っているのかを知ることができる。廉価なものからハイエンドなモデルまで、なんでも揃っていると言って良い。
田舎州の州都とはいえ、案外可処分所得の高い層が厚いことを感じさせてくれるラーイプルだが、こういう大規模なIT関連マーケットの存在からも、消費力の高さを窺うことができるようだ。



チャッティースガル州の州都ラーイプルにある商業ビル。正面に見えるゲートは、エントランスのファサードとしてあしらわれた意匠ではない。
これは、カイサレーヒンドダルワーザー、つまりインド皇帝門。1876年にインドの女帝となったイギリスのヴィクトリア女王。その翌年1877年に戴冠式としてのダルバール(ヴィクトリア女王自身は訪印していない)が開かれたが、まさにその出来事を記念して建てられた歴史的建造物なのだ。
この門が、なぜビルの壁に吸収されてしまったのかという疑問が浮かぶことだろう。この商業ビルを建てるにあたり、撤去しようという話があったとのことだが、この地域のランドマークとして長年親しまれてきたこと、門自体の歴史的価値などに鑑みて、新しく建てるビルと共存させようということになった結果だそうだ。
内側から見ても、外側からみても変な感じだが、まあ取り壊されなくて良かったのではないかと思う。なかなかインドらしい解決の仕方だ。

昔々は道路を造る前からその場所(生えていた大木、神様の祠などが往来の真ん中にあって、それをバイクやクルマが避けて通るというような光景が各地でよく見られた。それらの大半はもう存在しない(何しろ危ない)が、やはりこういう鷹揚さが残っているのはこの国らしいところだ。

ラーイプルのバススタンドから国道53号線沿いに少し進んだ先にテーリーバンダー・タラーブ(Telibandha Talab)という大きな池がある。そのあたりにモールや洒落たレストランなどがあるのだが、このあたりは「マリーン・ドライブ」と呼ばれている。
もちろんムンバイーのマリーン・ドライブにあやかって、そう俗称されているのだが、確かに市の東側から入ってくると、左手に水面が広がり、左側に緩やかに弧を描くようなカーブが続いている様子、そこにしつらえられた歩道などから、確かにそういうムードが感じられる。いかにもデートスポットといった感じだ。
ときどき、ここでチャッティースガリー映画の撮影が行われるのだという。
ラーイプルを訪問されることがあったら、ぜひここで夕暮れ時を満喫していただきたい。



パトナが4割くらいのサイズになった貧しい街(人口比ではだいたいその程度)なのだろうと想像していたラーイプルだが、中心地域はかなり華やかだ。
ミドルクラスが出入りするようなスポットがけっこう多く、ファッション関係の店が集まるエリアが広大で、しかも店の構えも大きく立派だったりする。
意外なまでに都会的な装いの人たちが多く、子持ち世帯の父親や母親たちにもファッショナブルな人たちが少なくなく、経済的なゆとりを感じさせてくれたりもする。意外なまでに景気の良さを感じさせてくれる州都である。




EWS(経済的弱者層)への10%の留保を設定することが決まったのは今年の1月。これまでの留保対象とならない層における一定水準以下の収入の世帯の者への救済策だ。つまり上位カーストの貧困層に対するものとなる。
暮らし向きの良さ悪さはカースト上の秩序と比例するものではない。つまり同じ程度に貧しくてもカーストが高いほど損をするという「逆差別」への救済措置となるエポックメイキングなケースと言える。
従前から「上位カーストへの留保を作る」と公言していたBJPの公約の実現だ。このあたりが出てくるのは総選挙が迫ってからという、いかにも計算された選挙戦の一環ということになる。
来月終わりから再来月はじめにかけて投票が実施される(警備要員の配置その他の理由から全国一斉にではなく、いくつかのフェーズに分けて実施される)総選挙の争点のひとつでもある。
カーストをベースとせず経済状態に依拠する留保枠が設定されることは歓迎すべきことだが、肝心の収入レベルをどのように判定するのだろうか?インフォーマルセクターで日銭を得る人が占める割合も高いので、このあたりの不透明さも今後問題になってくることが容易に予想される。
10% EWS quota for social equality: Centre (Hindustan Times)
しかしながら、まだハードルがある。これまで留保枠は全体の50%を越えないという制約があったため、カーストに依拠としない(しかしSC、ST、OBCsに含まれない層を対象とすることから、まったくカーストに依拠しないとも言えない)留保枠を認めるかどうかについて、最高裁の判断に委ねることになっている。
上位カースト貧困層への救済という観念が現実のものとなったのは良いことかもしれない。だが全体の5割、6割が留保対象となるというのは、あまり健全なこととは思えない。
現代インドにおいて、「システムとしては存在しないはずのカースト」により「現実に存在する不平等」を解決するための「必要悪としての上位カーストへの逆差別」とその「逆差別により不利益を被っている層への救済」という矛盾とともに、「帝国主義時代に英国がインドの人々を縛った分割統治」の手法が、「民主主義の時代に人々が利益誘導のため活用」するというパラドックスがある。