ATM

不用心なATM

インドではなくバンコクの風景だが、路上に剥き出しのATMというのはちょっと抵抗がある。

インドではたいてい日本のそれと同じく扉の中にある場合が多く、加えて警備員も配置されていたりすることが往々にしてあるが、東南アジアではタイのみならずその他の国々でもこのように商業地の歩道脇にこのような形で設置してあることがよくある。

いくらくらい引き出したのか、少し離れていても一目瞭然であるし、すぐ近くに露店でもあれば、常にそのあたりに人の視線があるのは当たり前だ。ATMを操作する人の手の動きの観察に加えて、離れたところがデジカメのズームレンズでパスワードを盗み見ることだって難しくはないだろう。画像左上の部分には、なぜかバケツがぶら下げられているが、このあたりにスパイカメラが装着されていれば、いとも簡単なことだろう。繁華街の雑踏の中に異物があったとしても、そうそう気付くことはないはずだ。

このような場所で、さほど大きな金額を引き出すことは普通ないだろうし、人目に付く中では、案外大胆な犯行には及びにくいということもあるかもしれないが、それにしてもこのような環境で設置してあるATMというのは、やはり不用心だと思う。

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