刑務所か保釈か

INDIA TODAY  (HINDI) 11月10日号

インディアトゥデイ11月10日号の特集記事は「刑務所か保釈か」である。

先のシャールク・カーンの息子、アーリャンがドラッグの関係で先月初めに逮捕され、同月下旬に釈放された件のことかと思いきや、そんな単一の事案に関するものではなかった。

インドの審判は、とにかく時間がかかることで知られている。2002年にグジャラート州のアクシャルダーム寺院で起きたテロ事件があったが、この関係で逮捕された人たちのうち、2014年になって、ようやく「事件に関与した証拠がない」として釈放された者が複数あったという。12年間もの間、未決囚(被疑者)として塀の中に放り込まれていたのだ。

インドの刑務所でこうした未決囚(被疑者)が占める割合は69%に上るといい、未決囚(被疑者)のままで10年、20年に過ごして、やはり「証拠不充分」として釈放されるケースはまったく珍しくなくそうだ。中には30数年間、実に40年近く留め置かれた例もあるのだとか。

ちょっとした実業家や地方語映画のスターなどが半年から複数年拘禁された例も挙げられており、シャールクが息子のために途方もない金額を費やして、ムンバイ随一の弁護士を複数雇ってアーリャンを保釈させたのは、あながち親バカとも言えないらしい。

いやはや、たいへんだ。

Bail or jail? (INDIA TODAY)

 

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