サンスクリット語による新聞

インドには、古語のサンスクリット語による新聞が1紙だけある。「スダルマー」というのがそれで、2年ほど前に経営難が伝えられていたが、その後どうなったのだろうか。

それにしても、「サンスクリットで新聞を読む」というのはどういう人かといえば、ちょっとよくわからない。サンスクリットに通じた「パンディット」であれば、聖典の類はそれですらすら読んだりするのだろうが、日々世俗のことについてサンスクリットで書かれたものを読む姿は想像しにくい。よほどの古典マニアか国粋主義者の中でも学者肌タイプか?とも想像するのだが、相当な変わり者だろう。そんなわけだから売上が伸びるはずもない。

それでも、こうした商業メディアが存在するという点からも、インドという国の底なしの深みと奥行きへの畏敬の念を禁じ得ない。

World’s only Sanskrit newspaper Sudharma struggles to survive in its golden jubilee year (TIMESNOWNEWS.COM)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください