24時間の感染者が30万人超え!

いやはや、「30万人超え」とは恐れ入る。

1日の感染者10万人を上回るかと危惧された9月のピーク以来、感染者数は漸減していき、1月から2月にかけては1万人前後で推移して、落ち着きを見せていた新型コロナ感染症の広まり具合であったのだが、3月から再び再燃している。インドにおいては第1波が長期間に渡ったため、現在の流行の波は「第2波」と呼ばれている。

前回のピークでは、超えそうになりながらも、少し手前で踏み留まることができた10万人の壁を突破してしまったことが報じられたのは4月5日。そして20万人を超えたのは4月15日であったが、そこから1週間余りのうちに30万人を超過してしまったニュースが流れたのは4月22日。まだまだピークが見えない今の状況は言うまでもなく、第4波の感染規模がこれまでの比ではなくなっている日本と並べてみても、インドのそれは非常に突出しているのが大変気になる。この「30万人」という数字、人口比から日本に当てはめると、1日の新規感染者が3万人という規模に等しいことになる。大変なことだ。

デリーなど部分的にロックダウンが実施されているが、4月21日のモーディー首相の演説では全国的なロックダウンを示唆する部分もあった。分母が大きく拡大したことにより、死者数もこれまでの最多となっている。死亡率はほぼ変わらないのはまだ幸いではあるが、当然、重症者も増えるため、デリーや西ベンガル州の他から医療用酸素ボンベの不足も伝えられている。本日は、空軍がインドの様々な州に酸素ボンベを輸送機で運搬を開始したとか、その輸送先で強奪されることがないようにと、運搬車両に警護が付いているなどといったことも報じられている。

今後の成り行きを見守るしかない。

India posts world’s highest daily COVID-19 surge with over 314,000 new cases (Global News)

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