ニューロードのビシャール・パーザール (Bishal Bazar)。かつてはネパールの首都随一の高級マーケットでインド人たちがよく買いに来ていた。インドが「マッチから人工衛星まで」と言われるほどの「自力更生型」経済の国であったころ、国内マーケットに溢れる粗悪な国産品と対照的な位置にあったのが貴重な舶来製品。洋酒、時計、カメラ、テレビその他、ありとあらゆる外国から輸入された品物がここで売られており、インドの都市部から大勢の人たちが買い出しに来ていた。
こうした物を求めてインドからわざわざカトマンズまで人々がやってくるというのは、今では考えられないことではあるが。
当時は高級感溢れる商業ビルに感じられたが、今はそのようなムードはない。別に建物が老朽化したとかいうわけではないようだが、周囲のレベルがそれなりに向上すると、相対的にそういうことになる。
Bishal Bazar in Kathmandu, Nepal (Youtube)
※内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。