「タラーク、タラーク、タラーク!」禁止に反対デモ

最高裁が、いわゆるトリプル・タラーク「タラーク(離婚)、タラーク、タラーク!」と3度宣言することにより離婚が成立するという(もはやインドのムスリム社会以外では、どこのイスラーム社会でも有効ではない古い慣習)を認めない判決を出したことによる法改正が近い。

しかしながら、「トリプル・タラーク」を禁じる法案について、ムスリム女性たちが反対デモを起こしたというニュース。

イスラーム教の一部勢力による動員があるにしても、民法が宗教別に定められているインドで、イスラーム社会の外からの働きかけ、とりわけサフラン勢力(今の中央政界を牛耳るヒンドゥー至上主義勢力)による干渉を背景に、イスラーム民法がいじられることについて警戒感が少なくないことも事実。

トリプル・タラークの禁止については、これを喜ぶイスラーム教徒女性の声などがメディアで盛んに伝えられていたが、単純に「良いこと」と手放しに賞賛できない側面も内包されているようだ

Muslim women stage protest against triple talaq bill in Nagpur (THE TIMES OF INDIA)

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