レストランで、伝票が出てくるあたりで一緒に出される食後の口直しのウイキョウ。もともとはウイキョウのみであったり、角砂糖やザラメを混ぜて出していたりしたものだが、近年は香りや味を付けた個性的なものがよく見られるようになっている。
あるとき、糖衣処理された八角の混じったものが出てきて大変美味で、ひと匙、ふた匙では飽き足らず、次々に口に運んでいるうちに、「ハッ」と気がつくと器に入っていたものの半分以上食べてしまった。下手すると「完食」「お替り」しかねないので、今後は気を付けようと思う。
以前、グジャラート州でこのウイキョウの加工品の専門店がいくつも集合した一角があり、とれもこれ専業で儲けているだけあり、驚くほど美味かった。買って宿に戻ってからツマんでみると、もう止まらなくなり、部屋で完食してしまった。糖分が多いので注意だが、ウイキョウの香りの良さとあいまって、クセになる。
※内容は新型コロナ感染症が流行する前のものです。