宿からオートでニューパレスこと、チャトラパティ・シャーフー博物館にいく。コールハープルは藩王国の王都であっただけあり、その過去を思わせる建物は旧市街のそこここに残されており、ちょっとパティヤーラーを想起させるものがある。
英領時代に定められた藩王を迎える際の礼砲数は19発。パティヤーラーは17発なので、こちらのほうが格上の藩王国ということになる。礼砲数21発のハイデラーバード、マイソール、グワリヤルなどの筆頭5藩王国のすぐ下のランク、つまりウダイプルやインドールなどと同格なので、とりわけ重要度が高いものひとつであったといえる。
博物館は、そのまま藩王家にまつわる博物館である。外国人料金はなく、30ルピー。ダルバールホールは見事なものであったし、武器類や調度品、狩猟で仕留めた動物たちの剥製、そうした動物たちの牙、爪、足などを利用した燭台やグラスなどといった展示もある。せっかくなので建物内部も撮影してみたかったし、展示物も同様なのだが、別料金で写真撮影を許可する措置がないのは残念であった。
旧市街に戻る。ちょうど宿の近くにマハーラクシュミー寺院があるし、このエリアが旧王宮地域でもあることから、観光には大変都合がよい。